PayPayが提供するスマートフォン(スマホ)決済サービス「PayPay」の機能は、「支払う(バーコード決済)」「送る」「わりかん」の三つ。さらに、9月2日から請求書(払込票)のバーコードを読み取って支払う「請求書払い」が加わった。
メインのバーコード決済では、支払い方法を、「PayPay残高」「クレジットカード(ヤフーカード/その他のクレジットカード)」、預金払い口座またはコンビニからチャージできる電子マネー「Yahoo!マネー」から選択できる。事前に設定しておけば、支払い方法の切り替えは簡単で、クレジットカード払いを選べば事前チャージが不要となる。
Yahoo!マネーは9月30日にPayPayに統合予定なので、実質的に「PayPay残高」「クレジットカード」の二つ。残念なことに支払い方法によって還元率に差があり、PayPay残高/Yahoo! JAPANカード(ヤフーカード)なら常時3%(10月以降は1.5%)となるため、既に保有していればヤフーカードがベストといえる。
「10時~14時がおトク!家計を応援!スーパーマーケット大還元祭」の還元率アップは、その他のクレジットカードは対象外となるが、通常はクレジットカードの利用金額に応じて付与されるクレジットカードのポイントの還元率が2%を超えていれば、PayPay残高で支払った場合の還元率(3%)とほぼ同等となる。そのため、ポイント二重取り、三重取りを前提にすれば、ヤフーカード以外のクレジットカード払いでも損とは言い切れない。
「Jデポ」とは、期間中のカードショッピング利用金額から、Jデポ金額を差し引いて請求する独自の値引きシステム。使ったときだけ割り引く仕組みだ。PayPay+ジャックスカードの還元率の合計が3%未満でも、この山分けキャンペーンに参加して、もし多額のJデポをゲットできれば、PayPay残高で支払った場合よりもプラスになる。
今回取り上げたPayPayの場合、翌月以降に支払いたい高額決済に限り、クレジットカード払いに切り替れば、支払いのタイミングは変わらず、クレジットカードで直接支払うより、付与されるPayPay残高分だけ得する。
Origami Payも同様に支払い方法を選択でき、メルカリのスマホ決済アプリ「メルペイ」は、クレジットカード払いの代わりに、1カ月間の支払い総額を翌月まとめてメルペイ残高などで支払う「あと払い」という独自のシステムを用意する。また、楽天ペイ(アプリ決済)は楽天ポイント、ドコモの「d払い」はdポイントを支払いに充当でき、ポイントを活用する行動「ポイ活」は、ほぼ「マネー活用」だ。
ポイント二重取り、三重取りのためには、還元率の計算やキャンペーンの注意事項の熟読が必要。経済産業省による官製ポイント還元制度(正式名称:キャッシュレス・消費者還元事業)も始まる今年10月以降、「ポイ活」はますます軽視できなくなるだろう。(BCN・嵯峨野 芙美)
メインのバーコード決済では、支払い方法を、「PayPay残高」「クレジットカード(ヤフーカード/その他のクレジットカード)」、預金払い口座またはコンビニからチャージできる電子マネー「Yahoo!マネー」から選択できる。事前に設定しておけば、支払い方法の切り替えは簡単で、クレジットカード払いを選べば事前チャージが不要となる。
Yahoo!マネーは9月30日にPayPayに統合予定なので、実質的に「PayPay残高」「クレジットカード」の二つ。残念なことに支払い方法によって還元率に差があり、PayPay残高/Yahoo! JAPANカード(ヤフーカード)なら常時3%(10月以降は1.5%)となるため、既に保有していればヤフーカードがベストといえる。
還元率の高い「ワクワクペイペイ」はPayPay残高払い推奨
PayPayが6月から毎月開催しているキャンペーン「毎月いつもどこかでワクワクペイペイ」は、ソフトバンク/ワイモバイルユーザー、有料のYahoo!プレミアム会員なら最大の20%還元(9月の「10時~14時がおトク!家計を応援!スーパーマーケット大還元祭」では最大10%)、他キャリアを利用しているPayPayユーザーであればその半分の還元率となる。「10時~14時がおトク!家計を応援!スーパーマーケット大還元祭」の還元率アップは、その他のクレジットカードは対象外となるが、通常はクレジットカードの利用金額に応じて付与されるクレジットカードのポイントの還元率が2%を超えていれば、PayPay残高で支払った場合の還元率(3%)とほぼ同等となる。そのため、ポイント二重取り、三重取りを前提にすれば、ヤフーカード以外のクレジットカード払いでも損とは言い切れない。
ジャックスカードでPayPayを使うと抽選で山分け!
ソフトバンクとヤフーが出資する関係上、ヤフーカードを強力にプッシュしているが、PayPay人気に目を付けたジャックスカードは、MastercardまたはVisaを付帯したジャックスカード限定で、キャンペーン期間中にエントリーの上、PayPayに登録し、合計3000円以上利用すると、「Jデポ」100万円分を一人10万円相当を上限に山分けするキャンペーンを実施中。期間は、PayPayの現行の還元ルールが適用される9月30日までだ。「Jデポ」とは、期間中のカードショッピング利用金額から、Jデポ金額を差し引いて請求する独自の値引きシステム。使ったときだけ割り引く仕組みだ。PayPay+ジャックスカードの還元率の合計が3%未満でも、この山分けキャンペーンに参加して、もし多額のJデポをゲットできれば、PayPay残高で支払った場合よりもプラスになる。
時間に余裕があるなら「ポイ活」をマスターしよう
クレジットカード各社は、PayPayなどのクレジットカード払い可のスマホ決済サービス、Apple Pay/Google Payなどのウォレットサービスに自社のクレジットカードを登録して利用すると、クレジットカード自体を財布に入れて持ち歩くことなく、スマホだけで決済できるのでセキュリティが高まり、よりスマートに決済できると、新しいクレジットカードの利用法を紹介している。今回取り上げたPayPayの場合、翌月以降に支払いたい高額決済に限り、クレジットカード払いに切り替れば、支払いのタイミングは変わらず、クレジットカードで直接支払うより、付与されるPayPay残高分だけ得する。
Origami Payも同様に支払い方法を選択でき、メルカリのスマホ決済アプリ「メルペイ」は、クレジットカード払いの代わりに、1カ月間の支払い総額を翌月まとめてメルペイ残高などで支払う「あと払い」という独自のシステムを用意する。また、楽天ペイ(アプリ決済)は楽天ポイント、ドコモの「d払い」はdポイントを支払いに充当でき、ポイントを活用する行動「ポイ活」は、ほぼ「マネー活用」だ。
ポイント二重取り、三重取りのためには、還元率の計算やキャンペーンの注意事項の熟読が必要。経済産業省による官製ポイント還元制度(正式名称:キャッシュレス・消費者還元事業)も始まる今年10月以降、「ポイ活」はますます軽視できなくなるだろう。(BCN・嵯峨野 芙美)