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どっちの「Tポイント投資」がいい? SBIネオモバイル証券とSBI証券を比較

時事ネタ

2019/08/17 18:00

 「SBIネオモバイル証券」と「SBI証券」は、どちらもTポイントを利用した投資が可能なサービスだ。日常の買い物などによってTポイントをためて、投資信託や株式が購入できる画期的な仕組みになっている。しかし、同じSBIでもサービス内容が全く同じというわけではなく、中には「どちらが自分に合っているのか知りたい」という人もいるのではないか。そこで、「取引手数料」と「Tポイントサービス」の二つに絞って、両サービスを比較してみる。

取引手数料が月額の「SBIネオモバイル証券」

 投資信託や株式の場合、一般的には取引ごとに手数料が発生することが多いが、「SBIネオモバイル証券」は月額料金という仕組みを採用している。サービス利用料を毎月支払えば、取引し放題ということだ。
 
SBIネオモバイル証券の手数料

 また、SBIネオモバイル証券では、毎月200円分の期間固定Tポイントを付与している。月間の約定代金が50万円以下なら、税込216円(サービス利用料)-200円(Tポイント)=16円で取引し放題となる。

 また、SBIネオモバイル証券ではTポイントを利用して株式などを購入できるが、購入時にTポイントがたまることはなく、毎月付与される200円分の期間固定Tポイントのみとなる。「たまったTポイントで投資」は可能だが、「投資でTポイントを貯める」ことはできないので注意しなければならない。

「SBI証券」は手数料が発生

 「SBI証券」の場合は取引ごとに手数料が発生する。また、Tポイント投資の場合、基本的には投資信託を購入することになる。
 
SBI証券の手数料(株式投資信託など)

 投資信託を購入した場合が「申込手数料」、保有している間が「信託報酬」、手放すときが「信託財産留保額」と、手数料がそれぞれ発生する。高額な投資信託ほど手数料が高くなるが、長期取引の場合、得になる可能性が高い。

 また、SBI証券ではTポイントによる投資信託の購入以外にも、「マイレージサービス」と呼ばれるTポイントがたまるサービスが存在する。ほかにも、新規口座開設や国内株式入庫でもTポイント(期間固定含む)がたまるので、「SBIネオモバイル証券」と比べてTポイントを手に入れるチャンスは多い。

おすすめなのは……

 「取引手数料」と「Tポイントサービス」の2点で比較した場合、SBIネオモバイル証券とSBI証券のメリットはそれぞれ異なる。SBIネオモバイル証券の場合、「短期取引メイン」「投資初心者」「Tポイントは他のサービスでためる」といったユーザーにおすすめといえよう。SBI証券の場合、「長期取引メイン」「投資経験者」「Tポイントを効率的にためたい」といった声に応える。

 ただ、SBI証券が「投資信託しかTポイントで購入できない」、SBIネオモバイル証券が「取引価額の増加によって手数料も上がっていく」ということが発生する。Tポイント投資を検討しているのであれば、これらも踏まえて選ぶのがいいだろう。(フリーライター・平本良太)