キヤノンMJ 2Q決算、コンパクト回復の兆しもレンズ交換型は21%減に下方修正
キヤノンマーケティングジャパングループは7月24日、2019年第2四半期(4~6月)の決算説明会を開いた。売上高は前年同期比22億円増の1519億円、営業利益は前年同期比5億円増の64億円。レンズ交換型カメラの縮小でコンスーマセグメントは売上高が前年同期比24億円減の318億円にとどまったが、エンタープライズが26億円増の488億円と好調で、全体では売上高、営業利益ともに前年同期を上回った。
デジタルカメラの状況について、キヤノンマーケティングジャパンの松阪喜幸 取締役執行役員は「ミラーレスへのシフトが進みデジタル一眼レフカメラ市場が縮小。第2四半期では台数が前年同期比で34%減になった。ミラーレスは、昨年同期に発売当初好調だった『EOS Kiss M』の反動で、台数が27%減になった。レンズ交換式全体では31%減になった」と説明した。一方、コンパクトカメラは前年同期比で5%増と明るい兆しは見えている。
さらにデジタルカメラの2019年の年間計画を修正。レンズ交換型カメラの売上台数については、第1四半期決算時に前年比15%減としていたが、今回21%減に下方修正した。内訳は一眼レフが26%減から34%減に、ミラーレスは5%増から1%増へとそれぞれ下方修正した。一方、コンパクトカメラは、第1四半期決算時に22%減としていたが12%減とし、昨年実績の7%減には及ばないもののマイナス幅が縮小するとして上方修正した。
レンズ交換型カメラは一眼レフからミラーレスへの構造転換の渦中にあり市場の縮小は当面続くものと見られるが、コンパクトカメラには新しい動きが見られる。例えば同社が6月に発売した小型プリンタ内蔵コンパクトデジカメ「iNSPiC」シリーズ。撮ったその場でプリントできるとあって好調だ。また、日本での発売は未定だが、アメリカのクラウドファンディングサイトINDIEGOGOではカラビナ型の新感覚デジカメ「IVY REC」がプロジェクト開始まもなく予定の520台分の出資を得るなど好評。こうした状況を反映して、コンパクトカメラの上方修正を行ったものと見られる。(BCN・道越一郎)
デジタルカメラの状況について、キヤノンマーケティングジャパンの松阪喜幸 取締役執行役員は「ミラーレスへのシフトが進みデジタル一眼レフカメラ市場が縮小。第2四半期では台数が前年同期比で34%減になった。ミラーレスは、昨年同期に発売当初好調だった『EOS Kiss M』の反動で、台数が27%減になった。レンズ交換式全体では31%減になった」と説明した。一方、コンパクトカメラは前年同期比で5%増と明るい兆しは見えている。
さらにデジタルカメラの2019年の年間計画を修正。レンズ交換型カメラの売上台数については、第1四半期決算時に前年比15%減としていたが、今回21%減に下方修正した。内訳は一眼レフが26%減から34%減に、ミラーレスは5%増から1%増へとそれぞれ下方修正した。一方、コンパクトカメラは、第1四半期決算時に22%減としていたが12%減とし、昨年実績の7%減には及ばないもののマイナス幅が縮小するとして上方修正した。
レンズ交換型カメラは一眼レフからミラーレスへの構造転換の渦中にあり市場の縮小は当面続くものと見られるが、コンパクトカメラには新しい動きが見られる。例えば同社が6月に発売した小型プリンタ内蔵コンパクトデジカメ「iNSPiC」シリーズ。撮ったその場でプリントできるとあって好調だ。また、日本での発売は未定だが、アメリカのクラウドファンディングサイトINDIEGOGOではカラビナ型の新感覚デジカメ「IVY REC」がプロジェクト開始まもなく予定の520台分の出資を得るなど好評。こうした状況を反映して、コンパクトカメラの上方修正を行ったものと見られる。(BCN・道越一郎)