全国の主要家電量販店・ECショップからパソコン本体、デジタル家電などのPOSデータを毎日収集・集計する「BCNランキング」によると、2019年6月におけるテレビ全体の販売台数比率で40インチ以上の割合が62.4%を記録、過去最高を更新した。
3年前の16年6月、40Vインチ以上の割合は45.5%で、まだ半数にも満たなかった。ボリュームゾーンとして30インチ台(28.1%)と40インチ台(31.3%)が並び立つ状況で、20インチ未満も26.5%を占めた。一方、50インチ以上は14.2%だった。
19年6月のデータを紐解くと、実は大画面化に寄与しているのは40インチ台ではなく50インチ以上の伸長だということが分かる。40インチ台は3年前との比較で2.2ポイント増だが、50インチ以上は28.9%と2倍(14.7ポイント増)以上の成長を遂げている。
その影響でシェアを減らしているのが、かつてのボリュームゾーンだった30インチ台だ。3年前と比べて、8.1ポイント減の20.0%。2割を切る寸前のところまできた。リビングなどに設置するメインのテレビだけでなく、寝室や書斎に置くセカンドテレビにまで置き換えが進んできているようだ。(BCN・大蔵 大輔)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などのPOSデータを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
3年前の16年6月、40Vインチ以上の割合は45.5%で、まだ半数にも満たなかった。ボリュームゾーンとして30インチ台(28.1%)と40インチ台(31.3%)が並び立つ状況で、20インチ未満も26.5%を占めた。一方、50インチ以上は14.2%だった。
19年6月のデータを紐解くと、実は大画面化に寄与しているのは40インチ台ではなく50インチ以上の伸長だということが分かる。40インチ台は3年前との比較で2.2ポイント増だが、50インチ以上は28.9%と2倍(14.7ポイント増)以上の成長を遂げている。
その影響でシェアを減らしているのが、かつてのボリュームゾーンだった30インチ台だ。3年前と比べて、8.1ポイント減の20.0%。2割を切る寸前のところまできた。リビングなどに設置するメインのテレビだけでなく、寝室や書斎に置くセカンドテレビにまで置き換えが進んできているようだ。(BCN・大蔵 大輔)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などのPOSデータを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。