シャープ、19年上半期人気No.1のAndroidスマホメーカーに 3年連続1位へ向け邁進
Android搭載スマートフォン(スマホ)市場で圧倒的な人気を誇るメーカーをご存じだろうか。全国の主要家電量販店・ネットショップのPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2019年上半期(1月~6月)のAndroidスマホメーカー別販売台数シェアでNo.1を獲得したのは、シャープだった。
同社は、2年連続でAndroidスマホ人気No.1メーカーの地位に輝いている。19年上半期も、25.8%のシェアでトップの座を維持。2位と8.8ポイントの大差で19年を折り返した。大きく貢献したのは、18年冬モデルとして登場したスタンダードシリーズの「AQUOS sense2」。19年上半期に最も売れたAndroidスマホだ。
同端末は、約5.5インチフルHD+のIGZO液晶ディスプレイを搭載するほか、防水性能やおサイフケータイなど、充実した機能を備えている。コストパフォーマンスに優れた端末として広い世代に好評だ。
R3は、約6.2インチQuad HD+(3120×1440)のPro IGZOディスプレイを搭載した初のスマホ。10億色の表現力と従来機比(AQUOS R2)約2倍の明るさを実現している。ディスプレイが明るくなったことで、明暗や色彩の表現の幅も広がり、より繊細で高画質な表示が可能になった。進化のほどは、R3の「アウトドアビュー」機能を利用すると実感できる。日光の下でも見やすい画面が、無類の強みだ。
実際に“ハリポタGO”こと「ハリーポッター:魔法同盟」を20分ほどプレーして、R2との差を比較してみた。R2も放熱性能や処理性能を高い水準で確保しているので、なかなか違いは現れないが、15分ほどプレーしているとR2の方が熱くなってきた。一方、R3はまだ熱いというほどではなく、動作の“カクツキ”もない。近ごろのゲームは要求スペックも高くなっているものの、それにも堪える性能が確認できた。
イヤホンジャックを搭載しているため、リズムゲームや対戦ゲームで映像と音のタイミングがずれる心配もない。ストレージについては、同クラスのスマホと比べても大容量の128GBを確保。容量不足に悩まされることはなさそうだ。
暗い場所で撮影する際には、AIが自動で高速連写し、最もブレの少ない一枚を抽出。瞬時に画像を処理してノイズを除去する。試しに神田や秋葉原周辺の夜景をR2とR3で撮り比べてみると、R3の方が全体の色味が濃く、細部まではっきりと写っていた。ほかにもさまざま取り比べてみたが、昼夜を問わず、安定したクオリティーの写真を撮影することができた。
R3は登場当初、動画撮影をしながらAIが見どころを選んで、15秒程度のダイジェストムービーを自動で作成する「AIライブストーリー」が話題になった。ただ、R3の魅力は動画機能だけではない。先述した通り、普段の生活の中でも期待以上に活躍する場面は多い。今後のAndroid市場にどのような影響を与えていくのか、19年の後半も注目していきたい。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などのPOSデータを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
同社は、2年連続でAndroidスマホ人気No.1メーカーの地位に輝いている。19年上半期も、25.8%のシェアでトップの座を維持。2位と8.8ポイントの大差で19年を折り返した。大きく貢献したのは、18年冬モデルとして登場したスタンダードシリーズの「AQUOS sense2」。19年上半期に最も売れたAndroidスマホだ。
同端末は、約5.5インチフルHD+のIGZO液晶ディスプレイを搭載するほか、防水性能やおサイフケータイなど、充実した機能を備えている。コストパフォーマンスに優れた端末として広い世代に好評だ。
好調な勢いは加速する!
3年連続のシェアNo.1を確かなものにするため、シャープは19年夏のフラグシップモデルとして「AQUOS R3(R3)」を投入した。R3は、約6.2インチQuad HD+(3120×1440)のPro IGZOディスプレイを搭載した初のスマホ。10億色の表現力と従来機比(AQUOS R2)約2倍の明るさを実現している。ディスプレイが明るくなったことで、明暗や色彩の表現の幅も広がり、より繊細で高画質な表示が可能になった。進化のほどは、R3の「アウトドアビュー」機能を利用すると実感できる。日光の下でも見やすい画面が、無類の強みだ。
基本性能も大きく向上
最新のCPUを搭載したことで、基本的なパフォーマンスも向上している。パフォーマンスは、CPUが約30%で、GPUが約20%、AI処理性能が約3倍。さらに、6GBのメモリと、120Hz駆動の機敏なタッチ操作性、進化した独自の放熱設計によって、長時間のゲームプレーや動画視聴を快適に楽しむことができる。実際に“ハリポタGO”こと「ハリーポッター:魔法同盟」を20分ほどプレーして、R2との差を比較してみた。R2も放熱性能や処理性能を高い水準で確保しているので、なかなか違いは現れないが、15分ほどプレーしているとR2の方が熱くなってきた。一方、R3はまだ熱いというほどではなく、動作の“カクツキ”もない。近ごろのゲームは要求スペックも高くなっているものの、それにも堪える性能が確認できた。
イヤホンジャックを搭載しているため、リズムゲームや対戦ゲームで映像と音のタイミングがずれる心配もない。ストレージについては、同クラスのスマホと比べても大容量の128GBを確保。容量不足に悩まされることはなさそうだ。
安定と信頼のカメラ機能
カメラ機能は、ハイエンドスマホとして定番の1220万画素の静止画カメラとF値1.7のレンズを搭載。明るさはR2の2.4倍になっている。大きな特徴は、手ブレに加えて、被写体のブレもAIが抑制する点だ。動きのある被写体でも、動きにあわせてシャッタースピードや露光をAIが最適に調整し、鮮明な写真が撮影できるようになっている。暗い場所で撮影する際には、AIが自動で高速連写し、最もブレの少ない一枚を抽出。瞬時に画像を処理してノイズを除去する。試しに神田や秋葉原周辺の夜景をR2とR3で撮り比べてみると、R3の方が全体の色味が濃く、細部まではっきりと写っていた。ほかにもさまざま取り比べてみたが、昼夜を問わず、安定したクオリティーの写真を撮影することができた。
R3は登場当初、動画撮影をしながらAIが見どころを選んで、15秒程度のダイジェストムービーを自動で作成する「AIライブストーリー」が話題になった。ただ、R3の魅力は動画機能だけではない。先述した通り、普段の生活の中でも期待以上に活躍する場面は多い。今後のAndroid市場にどのような影響を与えていくのか、19年の後半も注目していきたい。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などのPOSデータを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。