フジ医療器が実施した「第6回 睡眠に関する調査」によると、20歳以上の男女5276人のうち、93.7%が「睡眠に関して不満がある」と回答した。睡眠に不満を持っている割合は、2011年に実施した第1回から6回連続で9割を超えた。日本人は世界で最も睡眠時間が短く、「睡眠最貧国」ともいえる状態にある。
また、快眠をとるために工夫していることを尋ね、その中から「毎回快眠を得られている」という回答が多かったのは、「より快適な掛布団・毛布を使用」「より快適な敷布団・ベッドを使用」「より快適な枕を使用」だった。「温かい飲み物を飲む」「睡眠薬を飲む」といった行為に比べ、工夫した効果が感じられると回答した割合が高く、寝具環境を整えることは快眠の実感を得やすいといえる。そこで、今回は寝具について、どれくらいコストをかければいいのか、主要オンラインショップで調べた。
家電量販店のヤマダ電機も、郊外店を中心に、ホーム用品やファニクチャを扱う「ヤマダ電機住まいる館」に転換中。店内のイメージはニトリに近く、ビックカメラ同様、掛け布団や敷き布団、布団カバーを扱っている。
無印良品ネットストアで確認すると、ベッドフレームのおすすめセットは税込9万1700円。対して、最も安い脚付マットレスは税込2万1900円からだった。布団で寝ていてぐっすり眠れないと感じているなら、この程度の金額なら試しやすいだろう。
ベットといえば、フランスベッド、日本ベッドといった老舗ベッドメーカーも有名だ。フランスベットは今年70周年を迎え、ベッド本体・マットレスなどをセットにした70周年アニバーサリーモデルを販売中。2017年に日本に上陸し、独自の低反発・高反発の二層構造で「快眠」を大々的に打ち出すオーストラリア発の「コアラ・マットレス」も注目だ。
寝具業界の革命を目指すスリープテックカンパニー・Koala Sleep Japanは、店舗を持たず、オンライン限定販売というデメリットを逆手に取り、コアラ・マットレスを最長120日間まで無料(※)で返品できる長期間のトライアルを設け、各地で実際に試せる体験イベントを開催。価格はシングルサイズで税込7万円からと、かなりリーズナブルだ。
※東京都・大阪府以外は、返品手数料7500円が必要
NASAが承認した唯一のマットレス・ピローブランド「テンピュール」の枕は多彩なラインアップを撮り揃える。税別価格は、「エルゴノミックコレクション」が9000円から、「トラディショナルコンフォートコレクション」が1万6000円から。枕カバーなしで1000円未満~1000円台のニトリなどの枕で良しとせず、予算を1万円超に設定すれば、選択肢はかなり多い。
快適な睡眠環境サポートや新たなスリープテックビジネスの創生を目的に、パナソニックと西川産業、KDDIとフランスベッドが提携するなど、有名企業同士の異業種コラボレーションも活発だ。例えば敷き布団の下に敷くだけなど、簡単に睡眠データを取得・記録できる「睡眠計」の普及に期待しつつ、まずは手頃な価格帯の「枕」をこだわりの製品に買い替えてはどうだろうか? (BCN・嵯峨野 芙美)
また、快眠をとるために工夫していることを尋ね、その中から「毎回快眠を得られている」という回答が多かったのは、「より快適な掛布団・毛布を使用」「より快適な敷布団・ベッドを使用」「より快適な枕を使用」だった。「温かい飲み物を飲む」「睡眠薬を飲む」といった行為に比べ、工夫した効果が感じられると回答した割合が高く、寝具環境を整えることは快眠の実感を得やすいといえる。そこで、今回は寝具について、どれくらいコストをかければいいのか、主要オンラインショップで調べた。
1.上掛け―寝具はおなじみの家電量販店でも買える
ビックカメラは、「睡眠負債」というワードが注目を集める前から、寝具専門店「生毛工房」を展開。おすすめの冬用掛け布団「本掛け羽毛布団 PR310」は、シングルサイズで税別約4万5000円から。重すぎたり、羽根が出てきて掃除が大変になったりしない、季節に合った、適正な掛け心地の掛け布団を選びたい。なお、8月4日まで同社指定のダウンケット(羽毛布団)、敷布団、枕、ベッドに限り、通常より10%ポイントアップの15%をポイント還元するサマーセールを実施している。家電量販店のヤマダ電機も、郊外店を中心に、ホーム用品やファニクチャを扱う「ヤマダ電機住まいる館」に転換中。店内のイメージはニトリに近く、ビックカメラ同様、掛け布団や敷き布団、布団カバーを扱っている。
2.敷き布団・ベッドー幅広い価格帯と販売チャネル
一口に寝具といっても、和室に直に布団を敷いたり、フローリングの洋室にフロアベッド(ローベッド)や脚付きベッド、ソファーベッドを設置したりと、いろいろなパターンがあり、価格帯の幅も広い。旅先で熟睡できないという個人的な経験から、ベッドのマットレスや敷き布団は入眠よりも眠りの質に与える影響が大きいと考えられる。無印良品ネットストアで確認すると、ベッドフレームのおすすめセットは税込9万1700円。対して、最も安い脚付マットレスは税込2万1900円からだった。布団で寝ていてぐっすり眠れないと感じているなら、この程度の金額なら試しやすいだろう。
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ベットといえば、フランスベッド、日本ベッドといった老舗ベッドメーカーも有名だ。フランスベットは今年70周年を迎え、ベッド本体・マットレスなどをセットにした70周年アニバーサリーモデルを販売中。2017年に日本に上陸し、独自の低反発・高反発の二層構造で「快眠」を大々的に打ち出すオーストラリア発の「コアラ・マットレス」も注目だ。
寝具業界の革命を目指すスリープテックカンパニー・Koala Sleep Japanは、店舗を持たず、オンライン限定販売というデメリットを逆手に取り、コアラ・マットレスを最長120日間まで無料(※)で返品できる長期間のトライアルを設け、各地で実際に試せる体験イベントを開催。価格はシングルサイズで税込7万円からと、かなりリーズナブルだ。
※東京都・大阪府以外は、返品手数料7500円が必要
3.枕―最も手軽で試しやすく、睡眠改善の費用対効果大
眠り製作所の「エアサポートシリーズ」のキャッチコピーは「首も眠る枕」。イッティの「六角脳枕」もまた、同様に首のコリをほぐして安眠をもたらす。こうした機能性のある枕・ピローは、価格がおおむね1万円台~2万円台だ。PR
NASAが承認した唯一のマットレス・ピローブランド「テンピュール」の枕は多彩なラインアップを撮り揃える。税別価格は、「エルゴノミックコレクション」が9000円から、「トラディショナルコンフォートコレクション」が1万6000円から。枕カバーなしで1000円未満~1000円台のニトリなどの枕で良しとせず、予算を1万円超に設定すれば、選択肢はかなり多い。
快適な睡眠環境サポートや新たなスリープテックビジネスの創生を目的に、パナソニックと西川産業、KDDIとフランスベッドが提携するなど、有名企業同士の異業種コラボレーションも活発だ。例えば敷き布団の下に敷くだけなど、簡単に睡眠データを取得・記録できる「睡眠計」の普及に期待しつつ、まずは手頃な価格帯の「枕」をこだわりの製品に買い替えてはどうだろうか? (BCN・嵯峨野 芙美)