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渦中の「7pay」が注目、スマホ決済サービスが依然として話題に

【話題のニュースダイジェスト】 6月28日から7月4日までの期間、「BCN+R」の記事で注目を集めたのは、不正アクセス問題の渦中にあるスマートフォン(スマホ)決済サービス「7pay(セブンペイ)」だった。また、他のスマホ決済サービスも依然として多く読まれている。ニュースを振り返る。

新規登録をわずか4日で停止した「7pay」

 セブン&アイ・ホールディングスは7月4日、グループのセブン・ペイが運用する7payの不正アクセス問題で「お詫び」のリリースを発表。同日の朝6時時点で、不正アクセスが疑われる人数として約900人、金額として約5500万円に上った。7月1日にスタートし、わずか4日で新規登録の受け付けを停止する事態に追い込まれた。
 

 今回の不正アクセスでは、一部アカウントで第三者が7pay利用者のアカウントにアクセスして本人になりすまし、登録したクレジットカードやデビットカードでチャージして、コンビニエンスストア「セブン-イレブン」の店舗で商品を購入したというもの。7payのサービスの存続や信頼そのものが揺らいでいるほか、キャッシュレス化の推進に、大きく水を差す事態となりそうだ。

まだ平和だった7月1日、「7pay」スタート

 7月1日、セブン-イレブンで7payのサービスがスタートとなった。このころは、まだ平和。読者も、7payがどのようなものかに関心があって記事にアクセスしてくれたといえるだろう。
 

 なお、7payは「セブン-イレブンアプリ」から登録すれば利用が可能だった。また、10日までに登録すると、7月17日まで使える税込160円未満のおにぎり1個無料クーポンが付与された。

3大Payと「7pay」を比較

 7payが7月1日にスタートするということで、スタートする前に、7payと「PayPay」「LINE Pay」「メルペイ」を「入金方法」と「出金方法」という二つの観点で比較。PayPayとLINE Pay、メルペイを比較対象にしたのは、セブン-イレブンで7Payと同時に使えるようになったためだ。
 

 記事では、キャッシュレス決済に慣れた層が、7月11~21日の3社合同キャンペーン「最大20%戻ってくる!キャンペーン」で、PayPay、LINE Pay、メルペイをそれぞれ使い倒し、セブン-イレブンを頻繁に利用するヘビーユーザーが7payを使ってnanacoポイントをゲットすると結論づけたが、その様相は変わりそうだ。

7月1日に「ファミペイ」もスタート

 7月1日スタートしたスマホ決済サービスは7payだけではない。コンビニの「ファミリーマート」がアプリ「ファミペイ」の提供を開始した。バーコード決済機能「FamiPay」、クーポンやゲーム・スタンプ機能などを搭載。7月31日まで、FamiPayへのチャージ金額に対して最大15%還元するキャンペーンを実施している。
 

 ファミペイを使えば、ポイントカードの提示やクーポンの利用、コード決済が一つのアプリ上で完結する。なお、開始当初は想定以上のアクセス集中によってファミペイにアクセスしにくい状況が発生したが、現段階では落ち着いている。

おサイフケータイ15周年記念でキャンペーン

 7月1日には、ほかにも開始したものがあった。NTTドコモなどの電子マネー推進検討会メンバー6社による、「おサイフケータイ」15周年にちなんで、おサイフケータイ対応スマートフォンを利用したキャッシュレス推進キャンペーンだ。
 

 キャンペーンは、対象加盟店でiDを税込3000円以上使うと抽選で合計2000人に1万円分キャッシュバックする「iD夏トクキャンペーン」(7月1日~8月31日)をはじめ、「モバイルWAON新規ご入会・ご利用キャンペーン」(7月1日~8月31日23時59分)、「nanacoモバイル新規入会で1500ポイントを500名にプレゼント!」(7月1日~8月18日23時59分)、「モバイルSuicaでラッキータッチキャンペーン」(7月1日~8月30日18時)、「楽天Edyアプリ新規登録キャンペーン」(7月1日~31日23時59分)などとなる。