【今週のキャッシュレスニュースまとめ】PayPayの新キャンペーン「ワクワクペイペイ」がスタート、LINE Payの300億円祭はまさかの延長
6月1日にPayPayの新キャンペーン「ワクワクペイペイ」がスタートした。5月に実施していた「第2弾100億円キャンペーン」が前倒しで終了したこともあり、心待ちにしていたユーザーは多いだろう。5月29日に終了予定だったLINE Payの「祝!令和 全員にあげちゃう300億円祭」は延長されることが決定。各社のキャンペーンは過熱している。今週は導入店舗拡大の発表も多くあった。消費者のニーズが高まり、各社の導入を後押ししているようだ。5月26日から6月1日までで、話題になったキャッシュレスニュースを振り返る。
開始から1日で90億円、3日で150億円を達成するなどハイペースで推移していたが、利用者増によってボーナス付与の条件である本人確認処置に不具合が発生。その影響で後半は伸び悩み、29日に期間延長が発表された。同日までの還元額は約200億円で、残りの100億円が消化され次第、キャンペーンを打ち切る予定。
1回の会計で付与される上限額は通常1000円相当、Yahoo!プレミアム会員は2000円相当。期間中の付与総額の上限は3万円。期間中の通常20回に1回の確率(Yahoo!プレミアム会員は10回に1回)で最大1000円相当が戻ってくる「PayPayチャンス」も同時に実施する。
キャンペーン直前に、ココカラファインやスギ薬局、ツルハグループなどドラッグストアチェーン各社がPayPayの導入を発表。また、ドラッグストアではないが、100円ショップのダイソーやすかいらーくホールディングスが運営する店舗の宅配サービスでもPayPayによる決済を開始する(すかいらーくホールディングスは6月6日から)。
メルペイは、5月27日にクスリのアオキで利用できるようになった。また、ネット決済機能を搭載し、5月29日に第一弾としてファッション通販サイト「SHOPLIST.com by CROOZ」で決済に対応。今後は、登録しているアカウント情報を利用し、住所情報などを入力する手間なく商品が購入できる機能も実装する予定だ。
au PAYは、JapanTaxiのタクシー後部座席設置型タブレット端末「JapanTaxiタブレット」に5月30日に対応。apanTaxiタブレットは、日本交通をはじめとする全国9都市(北海道/東京都/千葉県/埼玉県/神奈川県/京都府/大阪府/兵庫県/福岡県)の車両に搭載されており、19年5月末時点で導入数は1万台に達している。
実店舗だけでなく、ECサイトへの対応も拡大してきたスマートフォン決済。オン・オフの垣根がなくなれば、ユーザーはより使い勝手よくサービスを利用できるようになる。7月のコンビニ系決済の参入を前に、6月は先行する各社の動きが活発になりそうだ。(BCN・大蔵 大輔)
「祝!令和 全員にあげちゃう300億円祭」が期間延長
5月20日11時に開始したLINE Payの「祝!令和 全員にあげちゃう300億円祭」。LINE Payの送金機能を使って、LINEで友だち登録をしたユーザーやグループに無料で1000円相当の「LINE Payボーナス」を送付することができるキャンペーンで、これまでのポイント付与や割引などとは異なるアプローチが話題になっていた。開始から1日で90億円、3日で150億円を達成するなどハイペースで推移していたが、利用者増によってボーナス付与の条件である本人確認処置に不具合が発生。その影響で後半は伸び悩み、29日に期間延長が発表された。同日までの還元額は約200億円で、残りの100億円が消化され次第、キャンペーンを打ち切る予定。
PayPayの「ワクワクペイペイ」が6月1日にスタート!
「ワクワクペイペイ」は、ドラッグストアPayPay加盟店で同サービスを使用して決済すると、支払額の最大10%相当(Yahoo!プレミアム会員は最大20%相当)のPayPay残高が付与されるキャンペーン。1回の会計で付与される上限額は通常1000円相当、Yahoo!プレミアム会員は2000円相当。期間中の付与総額の上限は3万円。期間中の通常20回に1回の確率(Yahoo!プレミアム会員は10回に1回)で最大1000円相当が戻ってくる「PayPayチャンス」も同時に実施する。
キャンペーン直前に、ココカラファインやスギ薬局、ツルハグループなどドラッグストアチェーン各社がPayPayの導入を発表。また、ドラッグストアではないが、100円ショップのダイソーやすかいらーくホールディングスが運営する店舗の宅配サービスでもPayPayによる決済を開始する(すかいらーくホールディングスは6月6日から)。
Origami Payやメルペイ、au PAYは対応店舗を拡大
大規模キャンペーンでしのぎを削るLINE PayとPayPay以外の各社も、着々と対応店舗を拡大している。Origami Payは資本提携する銀聯国際の「銀聯QR」での支払いに順次対応すると発表。まずは、6月1日からロフトのOrigami導入店舗で対応した。同社は、「年内にアジアを中心とした海外の約1000万店舗で対応を目指す」と発表しており、国外進出にも意欲的だ。メルペイは、5月27日にクスリのアオキで利用できるようになった。また、ネット決済機能を搭載し、5月29日に第一弾としてファッション通販サイト「SHOPLIST.com by CROOZ」で決済に対応。今後は、登録しているアカウント情報を利用し、住所情報などを入力する手間なく商品が購入できる機能も実装する予定だ。
au PAYは、JapanTaxiのタクシー後部座席設置型タブレット端末「JapanTaxiタブレット」に5月30日に対応。apanTaxiタブレットは、日本交通をはじめとする全国9都市(北海道/東京都/千葉県/埼玉県/神奈川県/京都府/大阪府/兵庫県/福岡県)の車両に搭載されており、19年5月末時点で導入数は1万台に達している。
実店舗だけでなく、ECサイトへの対応も拡大してきたスマートフォン決済。オン・オフの垣根がなくなれば、ユーザーはより使い勝手よくサービスを利用できるようになる。7月のコンビニ系決済の参入を前に、6月は先行する各社の動きが活発になりそうだ。(BCN・大蔵 大輔)