【記者のひとこと】AIという“センサー”
さまざまなデータを集めてくれるセンサー。振動センサーであれば設備故障を検知し、温度センサーであれば農業でのビニールハウス管理などで利用できるでしょう。改めて言葉にするのもおかしな話ですが、IoTにおいて設置するセンサーの種類が適用できるユースケースを決めるといえます。逆に言えば、適切なセンサーを選択しないと、思っていた効果が得られない場合があります。ユーザーにとってたくさんの種類からベストなセンサーを選ぶというのは、思ったよりも大変なことかもしれません。
近年、エッジIoTソリューションを提供しているアステリアは、「ソフトウェアセンサー」という独自の概念をもってソリューションを開発しています。カメラで取得した画像データをAIで解析することで人、性別、感情、天気などを判別し、これにより一つのAIに複数のセンサーの役割を持たせようとするアプローチです。カメラを用意するだけでさまざまなユースケースに対応できるようになる上、余分なデバイスを購入する必要もなくなります。ユーザーの手間が大きく軽減されるかもしれません。(銭君毅)
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