【記者のひとこと】自分がもう一人

コラム

2019/05/29 10:00

 急に暑くなり、夏のような陽気になりましたね。夏といえば、アイス、扇風機、蚊取り線香、それに怪談。私は怪談が好きでよく怪談イベントに行きます。古典怪談、朗読怪談、実体験の怪談などジャンルはさまざまです。最近はブームになっていて、毎週、いくつも怪談イベントが開催されるようになりました。いろいろな怪談が聞きたい。けれど時間が重なって行けないことも増えました。

 そんな時に藤子・F・不二雄先生の漫画「パーマン」に登場するコピーロボットが欲しくなります。コピーロボットは自分の身代わりをしてくれるだけではなく、おでこをくっつけることで、コピーロボットの記憶を引き継ぐことができるんです。これならコピーロボットが聞いた怪談を引き継ぐことができますね。

 このコピーロボットのクラウド版を作ろうとしているのがオルツです。パーソナル人工知能「P.A.I.」と名前を付け、個人の思考などをクラウド上に再現しようとしています。とっても便利そうなのですが、自分がもう一人いるなんて、まるで怪談みたいですね。(山下彰子)

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