上新電機が5月10日に発表した2019年3月期連結決算は、夏場の猛暑の買い替え需要でエアコンの売上高が前期比15.2%増などとけん引し、増収増益となった。売上高が4038億3200万円(前期比3.1%増)、営業利益が109億8700万円(13.5%増)、経常利益が110億300万円(13.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が63億5400万円(13.9%増)だった。
エアコン以外でも冷蔵庫(7.4%増)、洗濯機・クリーナー(5.3%増)、テレビ(4.7%増)と堅調に推移し、高機能を求めるニーズが多くなったPC(8.9%増)や携帯電話(17.9%増)も好調だった。
一方、電子レンジ・調理器具(1.6%減)やゲーム関連商品(4.7%減)、暖冬の影響による暖房機器(10.8%減)は低調だった。
売上高が一桁増にもかかわらず営業利益が二桁増だったのは、売上高総利益率(粗利率)を改善しながら販管費を抑えた効果が大きかった。
粗利率は前期23.4%から今期24.3%に0.9ポイント改善した一方、販管費率は前期20.9%から今期21.6%に0.7ポイントのアップに抑えた。
出店では、大阪府の和泉中央店をはじめ15店舗を出店して、15店舗を撤収した結果、232店舗の体制を維持した。
2020年3月期連結業績予想は、売上高が4100億円(1.5%増)、営業利益が115億円(4.7%増)、経常利益が115億円(4.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が66億5000万円(4.7%増)を見込む。
エアコン以外でも冷蔵庫(7.4%増)、洗濯機・クリーナー(5.3%増)、テレビ(4.7%増)と堅調に推移し、高機能を求めるニーズが多くなったPC(8.9%増)や携帯電話(17.9%増)も好調だった。
一方、電子レンジ・調理器具(1.6%減)やゲーム関連商品(4.7%減)、暖冬の影響による暖房機器(10.8%減)は低調だった。
売上高が一桁増にもかかわらず営業利益が二桁増だったのは、売上高総利益率(粗利率)を改善しながら販管費を抑えた効果が大きかった。
粗利率は前期23.4%から今期24.3%に0.9ポイント改善した一方、販管費率は前期20.9%から今期21.6%に0.7ポイントのアップに抑えた。
出店では、大阪府の和泉中央店をはじめ15店舗を出店して、15店舗を撤収した結果、232店舗の体制を維持した。
2020年3月期連結業績予想は、売上高が4100億円(1.5%増)、営業利益が115億円(4.7%増)、経常利益が115億円(4.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が66億5000万円(4.7%増)を見込む。