【なぐもんGO・23】 さまざまなキャッシュレス決済サービスが出始め、いろんな場所で現金を使わずに買い物ができるようになってきた。なかでも急速に増えているサービスは、タッチやQR・バーコードで決済するスマートフォン(スマホ)決済だ。近ごろは使える店舗も増え、利用頻度も増し、現金を使う機会が少なくなってきた。そこで今回は、思い切って現金は一切持たずに、スマホ決済だけで1週間過ごしてみた。
現金を持たずに暮らすことに、最初はさすがに不安があった。財布の中身はキャッシュカードだけ。ズボンのポケットに入れた軽すぎる財布は、心地いいというよりは、なんだかむずむずする。
だが考えてみたら、財布に残金が足りないとATMに行く必要があるうえ、時間帯によっては手数料を払って自分のお金を引き落とさなければならない。スマホ決済サービスへの残高チャージなら、スマホだけで完結するばかりか手数料もかからない。実施しているキャンペーンにあわせて利用するサービスを切り換えれば、お得にもなる。不安はあるものの、我が家の財政にとってはメリットが大きいかもしれない。
もっとも、キャッシュレスで過ごすための下準備は必要だ。まずは移動手段を確保するため、交通系ICカードをスマホに登録する。利用するのは、JR東日本の電子マネー「Suica」だ。移動だけでなく、NewDaysやKIOSKなどでの買い物でも利用できる。セルフレジなら並ばずに買い物が可能でさらに便利だ。
スマホにSuica機能を入れてもっともメリットを感じたのは、スマホ上で残高をチャージできる点だ。改札で残高不足が発覚してから券売機を探して、そこまでチャージしに行く手間が省ける。スマホだけで完結できると、改札の前で残高をすぐに確認できるし、チャージもできる。
記者の場合は、最初「Apple Wallet」に登録した「au WALLET」からチャージしていたが、途中から「LINE Pay カード」からチャージするようにした。
切り替えた理由は、LINE Payの「平成最後のPayトク祭」で15%還元と「もらえるクジ」が受け取れるから。運賃は必ず払う必要経費のようなもの。運賃で還元が受けられるというのは新鮮な感覚だった。改札ではプラスチックカードと同じく「タッチ&ゴー!」で使うことができた。
外出中の食事は、主にコンビニ、チェーン店でとった。1日目、2日目はコンビニでPayPayで決済。「第2弾100億円キャンペーン」の20%還元を受け取るのが目的だ。3日目は近くにコード決済には対応していないセブンイレブンしかなかったので、タッチ決済「QUICPay」に対応する「au WALLET」を利用した。
au WALLETを選んだのは、au WALLETポイントをWALLET残高にチャージすると、10%増額されるキャンペーンを開催していたからだ。ただ、キャンペーンがなくても、WALLETポイントは残高にチャージした方が利用の幅が広がる。今後も継続してポイントは残高に変えていくつもりだ。
正直に言えば、還元キャンペーンを展開しているサービスで支払いたいが、LINE Payのタッチ決済はまだAndroid限定のサービス。筆者はiOSユーザーなので、残念ながら使うことができない。
4日目はコンビニでPayPayを利用。5日目は、松屋でLINE Payのクーポンを使用。200円お得に牛丼が食べられた上、15%のLINE Pay残高と、マイカラー特典として会計金額の3.5%がLINEポイントで還元された。
6日目、7日目もコンビニでPayPayを利用し、無事に1週間、現金を使わずに過ごすことができた。すべてキャンペーンが適用されるスマホ決済を利用して買い物をしたので、現金で過ごすよりも10~20%得したことになる。
また、1週間の生活を経て、スマホ決済を使う際のコツは、レジに並んでいる間にアプリを起動しておくことだと学んだ。レジでもたつかず、会計がスムーズに進む。ポイントサービスもスマホに連携させているなら、あわせて立ち上げておくといいだろう。
1週間現金を持たずに生活してみたが、都心ならスマホ決済だけで不便はなかった。気が付けば、ポケットのキャッシュカードだけが入った軽い財布も心地よく感じるようになっていた。今後も現金をなるべく使わないスマホ決済生活で、お得な買い物を続けてみようと思う。(BCN・南雲 亮平)
現金を持たずに暮らすことに、最初はさすがに不安があった。財布の中身はキャッシュカードだけ。ズボンのポケットに入れた軽すぎる財布は、心地いいというよりは、なんだかむずむずする。
だが考えてみたら、財布に残金が足りないとATMに行く必要があるうえ、時間帯によっては手数料を払って自分のお金を引き落とさなければならない。スマホ決済サービスへの残高チャージなら、スマホだけで完結するばかりか手数料もかからない。実施しているキャンペーンにあわせて利用するサービスを切り換えれば、お得にもなる。不安はあるものの、我が家の財政にとってはメリットが大きいかもしれない。
もっとも、キャッシュレスで過ごすための下準備は必要だ。まずは移動手段を確保するため、交通系ICカードをスマホに登録する。利用するのは、JR東日本の電子マネー「Suica」だ。移動だけでなく、NewDaysやKIOSKなどでの買い物でも利用できる。セルフレジなら並ばずに買い物が可能でさらに便利だ。
スマホにSuica機能を入れてもっともメリットを感じたのは、スマホ上で残高をチャージできる点だ。改札で残高不足が発覚してから券売機を探して、そこまでチャージしに行く手間が省ける。スマホだけで完結できると、改札の前で残高をすぐに確認できるし、チャージもできる。
記者の場合は、最初「Apple Wallet」に登録した「au WALLET」からチャージしていたが、途中から「LINE Pay カード」からチャージするようにした。
切り替えた理由は、LINE Payの「平成最後のPayトク祭」で15%還元と「もらえるクジ」が受け取れるから。運賃は必ず払う必要経費のようなもの。運賃で還元が受けられるというのは新鮮な感覚だった。改札ではプラスチックカードと同じく「タッチ&ゴー!」で使うことができた。
外出中の食事は、主にコンビニ、チェーン店でとった。1日目、2日目はコンビニでPayPayで決済。「第2弾100億円キャンペーン」の20%還元を受け取るのが目的だ。3日目は近くにコード決済には対応していないセブンイレブンしかなかったので、タッチ決済「QUICPay」に対応する「au WALLET」を利用した。
au WALLETを選んだのは、au WALLETポイントをWALLET残高にチャージすると、10%増額されるキャンペーンを開催していたからだ。ただ、キャンペーンがなくても、WALLETポイントは残高にチャージした方が利用の幅が広がる。今後も継続してポイントは残高に変えていくつもりだ。
正直に言えば、還元キャンペーンを展開しているサービスで支払いたいが、LINE Payのタッチ決済はまだAndroid限定のサービス。筆者はiOSユーザーなので、残念ながら使うことができない。
4日目はコンビニでPayPayを利用。5日目は、松屋でLINE Payのクーポンを使用。200円お得に牛丼が食べられた上、15%のLINE Pay残高と、マイカラー特典として会計金額の3.5%がLINEポイントで還元された。
6日目、7日目もコンビニでPayPayを利用し、無事に1週間、現金を使わずに過ごすことができた。すべてキャンペーンが適用されるスマホ決済を利用して買い物をしたので、現金で過ごすよりも10~20%得したことになる。
また、1週間の生活を経て、スマホ決済を使う際のコツは、レジに並んでいる間にアプリを起動しておくことだと学んだ。レジでもたつかず、会計がスムーズに進む。ポイントサービスもスマホに連携させているなら、あわせて立ち上げておくといいだろう。
1週間現金を持たずに生活してみたが、都心ならスマホ決済だけで不便はなかった。気が付けば、ポケットのキャッシュカードだけが入った軽い財布も心地よく感じるようになっていた。今後も現金をなるべく使わないスマホ決済生活で、お得な買い物を続けてみようと思う。(BCN・南雲 亮平)