ファーウェイが26カ月連続でAndroidタブレットNo.1を獲得、3年で販売台数シェアは約5倍に
全国の家電量販店やECショップのPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、Androidタブレットのメーカー別販売台数シェア(2019年3月)で、ファーウェイが64.2%を占め、1位を獲得した。同社は17年2月にトップに立って以来、26カ月連続でNo.1を維持している。
そこから半年は、ASUSと抜きつ抜かれつの首位争いを繰り広げたが、17年2月以降は独走状態に入る。7月にシェアが50%を突破し、18年6月にはもう一段ギアを上げて60%を超えた。その後、19年3月現在に至るまで高シェアをキープ。3年で販売台数シェアは約5倍に伸ばしたことになる。
フルHD解像度の10.1インチタブレット「HUAWEI MediaPad T5」は、8コアの高性能プロセッサ―「HUAWEI Kirin659」を搭載しながら、平均単価1万7109円(BCNランキングが集計した19年3月に販売された同モデルの価格の平均)というリーズナブルな価格を実現。消費者にとって、選択しやすいモデルの筆頭になっている。
このほかの上位にランクインしたモデルも「HUAWEI MediaPad T5」とは異なる個性で消費者のニーズを満たした。3位の10.1インチ(フルHD解像度)の「HUAWEI MediaPad M5 lite」は四つのスピーカーで3Dサラウンドサウンドを実現。2048段階の筆圧感知に対応しており、専用のスタイラスペンを使えば手書きメモやスケッチなどの用途でも使用できる。
7.0インチの「HUAWEI MediaPad T3 7」は厚さ8.6mm、重さ250gの薄型・軽量ボディが魅力。アルミニウム合金のきょう体は堅牢性も高く、アクティブに使いたい消費者にも適している。キッズモードを搭載しており、子ども向けタブレットとしてのニーズもある。
これらは同社のラインアップの一部だが、それだけでも幅広いニーズに応える多彩なモデルが揃っていることが分かる。展開する製品の層が厚いので、他社は新製品を出してもシェア差をなかなか埋められない。現状ではファーウェイのトップシェアを脅かす競合が出現するよりも、ファーウェイが新製品を投入して、さらにシェアを伸ばす可能性の方が高いかもしれない。(BCN・大蔵 大輔)
3年で販売台数シェアは約5倍に 昨年夏以降は60%前後で推移
3年前(16年3月)のファーウェイの販売台数シェアは12.7%。メーカー別ではASUS、NEC、レノボ・ジャパンに次ぐ4番手だった。急速にシェアが拡大したのは16年7月~8月。当時の新製品「MediaPad T2 7.0 Pro」と「MediaPad T2 10.0 Pro」が原動力となり、8月に初のシェアトップに立った。そこから半年は、ASUSと抜きつ抜かれつの首位争いを繰り広げたが、17年2月以降は独走状態に入る。7月にシェアが50%を突破し、18年6月にはもう一段ギアを上げて60%を超えた。その後、19年3月現在に至るまで高シェアをキープ。3年で販売台数シェアは約5倍に伸ばしたことになる。
最新月のシリーズ別販売台数ランキングではトップ10に7モデル
Androidタブレットの19年3月のシリーズ別販売台数ランキングをみると、ファーウェイ製品はトップ10に7モデルがランクイン。特に1位の「HUAWEI MediaPad T5」は22.6%という圧倒的シェアで支持を得ている。フルHD解像度の10.1インチタブレット「HUAWEI MediaPad T5」は、8コアの高性能プロセッサ―「HUAWEI Kirin659」を搭載しながら、平均単価1万7109円(BCNランキングが集計した19年3月に販売された同モデルの価格の平均)というリーズナブルな価格を実現。消費者にとって、選択しやすいモデルの筆頭になっている。
このほかの上位にランクインしたモデルも「HUAWEI MediaPad T5」とは異なる個性で消費者のニーズを満たした。3位の10.1インチ(フルHD解像度)の「HUAWEI MediaPad M5 lite」は四つのスピーカーで3Dサラウンドサウンドを実現。2048段階の筆圧感知に対応しており、専用のスタイラスペンを使えば手書きメモやスケッチなどの用途でも使用できる。
7.0インチの「HUAWEI MediaPad T3 7」は厚さ8.6mm、重さ250gの薄型・軽量ボディが魅力。アルミニウム合金のきょう体は堅牢性も高く、アクティブに使いたい消費者にも適している。キッズモードを搭載しており、子ども向けタブレットとしてのニーズもある。
これらは同社のラインアップの一部だが、それだけでも幅広いニーズに応える多彩なモデルが揃っていることが分かる。展開する製品の層が厚いので、他社は新製品を出してもシェア差をなかなか埋められない。現状ではファーウェイのトップシェアを脅かす競合が出現するよりも、ファーウェイが新製品を投入して、さらにシェアを伸ばす可能性の方が高いかもしれない。(BCN・大蔵 大輔)