「無人コンビニ」を目指す動きがある中で、コンビニエンスストア大手各社は、セブン&アイグループの「セブン-イレブン」を除き、キャンペーンと連動した新しいモバイル決済サービスの導入に積極的だ。こうなると、節約を第一とする層は、決済時に「最大20%ポイント還元キャンペーン」が適用されない店舗を避けたいと考え、「行きつけのコンビニ」を変えたかもしれない。
スマートフォンを利用したモバイル決済サービスの導入に積極的なコンビニといえば、ローソンとファミリーマート。「nanaco」「iD」をはじめとする電子マネー、各社クレジットカードしか対応していなかったセブン-イレブンも、ついにメルカリのスマホ決済サービス「メルペイ」を導入した。ただし、セブン-イレブンで利用できるのは、メルペイの「iD」決済のみで、後述するように対応機種は限られる。
セブン-イレブン・ジャパンとのタイアップは、「メルペイ」の新しいクーポン機能の目玉。開始日の3月29日~4月14日23時59分の期間中、1回限り、200円以下の好きなおにぎり1個を税込11円で購入できるクーポンを配布する(上限枚数に達し次第、終了)。続けて4月15日10時からも、200円以下の揚げ物が同じく税込11円で購入できるクーポンを配布する予定。
なお、クーポンの対象機種はFeliCaを搭載した端末のみ。具体的には、「おサイフケータイ」対応Androidスマートフォン、iOS 10.1以降を搭載したiPhone 7以降、Apple Watch Series 2を利用している、最新版メルカリアプリをダウンロード済みといった条件に合致する場合のみとなる。
つまり、FeliCa非対応の「iPhone 6s」やSIMフリースマートフォンのユーザーは、「メルペイ」のコード決済しか利用できず、肝心のクーポンも利用不可。クーポンに魅力を感じるなら、早急に買い替えや買い増しを検討したほうがいいだろう。
事前に登録すると利用金額などに応じて共通ポイントサービスの「JREポイント」が貯まる電子マネー「モバイルSuica」も同様にFeliCa必須のため、スマホを財布代わりに使うなら、FeliCa搭載機種を選んだほうが無難といえる。モバイル決済サービスの広がりは、レジで画面を見せる際の持ちやすさ、バッテリーの持ち、といったスマホ本体のトレンドにも少なからず影響を与えそうだ。(BCN・嵯峨野 芙美)
スマートフォンを利用したモバイル決済サービスの導入に積極的なコンビニといえば、ローソンとファミリーマート。「nanaco」「iD」をはじめとする電子マネー、各社クレジットカードしか対応していなかったセブン-イレブンも、ついにメルカリのスマホ決済サービス「メルペイ」を導入した。ただし、セブン-イレブンで利用できるのは、メルペイの「iD」決済のみで、後述するように対応機種は限られる。
「メルペイ」クーポンはメルカリの新規ユーザーを増やす?
メルカリの「メルペイ」は、2019年2月にサービスをローンチしたばかり。3月14日にQRコードを利用した「コード払い」を開始し、さらにスマホアプリの定番・クーポン機能を追加した。クーポン目当てに、「メルペイ」が使える「メルカリ」アプリのダウンロードを促し、「メルペイ」の認知度・利用頻度を高める狙いのようだセブン-イレブン・ジャパンとのタイアップは、「メルペイ」の新しいクーポン機能の目玉。開始日の3月29日~4月14日23時59分の期間中、1回限り、200円以下の好きなおにぎり1個を税込11円で購入できるクーポンを配布する(上限枚数に達し次第、終了)。続けて4月15日10時からも、200円以下の揚げ物が同じく税込11円で購入できるクーポンを配布する予定。
なお、クーポンの対象機種はFeliCaを搭載した端末のみ。具体的には、「おサイフケータイ」対応Androidスマートフォン、iOS 10.1以降を搭載したiPhone 7以降、Apple Watch Series 2を利用している、最新版メルカリアプリをダウンロード済みといった条件に合致する場合のみとなる。
つまり、FeliCa非対応の「iPhone 6s」やSIMフリースマートフォンのユーザーは、「メルペイ」のコード決済しか利用できず、肝心のクーポンも利用不可。クーポンに魅力を感じるなら、早急に買い替えや買い増しを検討したほうがいいだろう。
事前に登録すると利用金額などに応じて共通ポイントサービスの「JREポイント」が貯まる電子マネー「モバイルSuica」も同様にFeliCa必須のため、スマホを財布代わりに使うなら、FeliCa搭載機種を選んだほうが無難といえる。モバイル決済サービスの広がりは、レジで画面を見せる際の持ちやすさ、バッテリーの持ち、といったスマホ本体のトレンドにも少なからず影響を与えそうだ。(BCN・嵯峨野 芙美)