家事などにおける水仕事などの影響で、手が荒れやすい。乾燥しがちな冬に限らず手のケアは気になるものだ。そんなハンドケアのお助けアイテムになりそうなのが、マッサージ機器や健康機器を扱うメーカーのアテックスが展開するブランドであるルルドの「ハンド&デコルテモイスチャー AX-HXL301」だ。今回使用する機会を得たのでレポートする。
ルルドブランドでは、アイケアのほかエクササイズマシン、ネックマッサージャー、フットマッサージャーなど幅広い健康機器を扱う。そのルルドが昨年11月の発売したのが、貝殻のような不思議な形をしたAX-HXL301で、価格は税別で1万円前後だ。
まずは構造をチェックしよう。本体の内部に約120mlの容量の水タンクを備え、それを可動式のカバーが包んでいる。操作ボタンは電源ボタン、温度ボタン、ミストボタンの三つととてもシンプルなつくりだ。スイッチを入れると、タンクにセットした水が超音波式ミストとなって発生する仕組みだ。本体内部にはヒーターが備わっているので、ほんのり温かい温ミストが発生する。
特徴は、デコルテや顔に向けて超音波ミストをあてるモードと、手に超音波式ミストをあてるモードがあること。スチームの吹き出し口でモードが切り替わる。カバーの角度を変えながら、手を包み込むようにミストを当てたり、丁度よい向きに調整する。
内蔵ヒーターの最高温度は約50℃だ。実際に使ってみると、温ミストの温度はほんのり温かい程度で、突起が手のひらのツボを刺激して気持ちいい。本体内のライトがリラックスした雰囲気を演出する。
筆者は当初、ハンドケア目的で本機を使っていたのだが、温かいミストが手にあたるのが心地よく、どちらかというとリフレッシュ目的で使うケースが増えた。好きなアロマオイルをプレート内のアロマトレイに入れればアロマディフューザーのように使えるので、リフレッシュ効果はさらに高まった。また、片手ずつ手を入れるので、ハンドケアをしながら雑誌を読んだり、お茶を飲んだりすることも可能だ。
カバーの角度を調整しながら噴出口を切り替えると、デコルテにも温ミストが当てられる。温ミストをデコルテにあてようとすると、ちょっと近づかなくはいけないが、広範囲にミストが広がるので、自然と顔の方にまでミストをあてられる。
普段はハンドクリームを塗るくらいしかハンドケアをしていなかったが、本機でじっくりと温ミストを使ったことで、カサカサした肌がもっちりと柔らかくなったように感じた。霧のように濃密なミストがあたるので、みためにも、保湿している実感が得られる。
筆者は他にもフェイススチーマーなどを使ったことがあるが、本機の魅力はなんといってもコンパクト性だ。高さが低く貝殻のようなフォルムで、本体サイズはW200×L230×H140mmとコンパクトなので、取り扱いやすい。使わない時に、しまう場所にも困らない。
いくら性能が高くても本体が大きすぎると、毎日の肌ケアには、出し入れが面倒に感じてしまうが、本機の場合はコンパクトなので、そうした心理的なハードルが低い。また高さが低いので、転倒の心配も少ないので安心だった。小さい子どもやペットなどがいる家庭でも使いやすいだろう。
もう一つは、使用後に本体に溜まった水を排水する手間が生じること。これはフェイススチーマーであればどの商品でも必要な作業なのだが、初めて使う人にとっては手間に感じるかもしれない。
上記のような課題はあるものの、製品の使用については直感的で操作しやすかった。コンパクトな点も収納性・お手入れ性などを考えると魅力的だった。
ハンドケア、デコルテ・フェイスケアのほか、枕元やデスクに置けばパーソナル加湿器にもなる。前述したように、アロマディフューザーとしても使えるので1台で4役こなすところはお得感がある。わかりやすい操作性とコンパクト性は使う人を選ばないので、新生活のプレゼントとしても最適だと思う。(フリーライター・伊森ちづる)
ルルドブランドでは、アイケアのほかエクササイズマシン、ネックマッサージャー、フットマッサージャーなど幅広い健康機器を扱う。そのルルドが昨年11月の発売したのが、貝殻のような不思議な形をしたAX-HXL301で、価格は税別で1万円前後だ。
まずは構造をチェックしよう。本体の内部に約120mlの容量の水タンクを備え、それを可動式のカバーが包んでいる。操作ボタンは電源ボタン、温度ボタン、ミストボタンの三つととてもシンプルなつくりだ。スイッチを入れると、タンクにセットした水が超音波式ミストとなって発生する仕組みだ。本体内部にはヒーターが備わっているので、ほんのり温かい温ミストが発生する。
特徴は、デコルテや顔に向けて超音波ミストをあてるモードと、手に超音波式ミストをあてるモードがあること。スチームの吹き出し口でモードが切り替わる。カバーの角度を変えながら、手を包み込むようにミストを当てたり、丁度よい向きに調整する。
内蔵ヒーターの最高温度は約50℃だ。実際に使ってみると、温ミストの温度はほんのり温かい程度で、突起が手のひらのツボを刺激して気持ちいい。本体内のライトがリラックスした雰囲気を演出する。
筆者は当初、ハンドケア目的で本機を使っていたのだが、温かいミストが手にあたるのが心地よく、どちらかというとリフレッシュ目的で使うケースが増えた。好きなアロマオイルをプレート内のアロマトレイに入れればアロマディフューザーのように使えるので、リフレッシュ効果はさらに高まった。また、片手ずつ手を入れるので、ハンドケアをしながら雑誌を読んだり、お茶を飲んだりすることも可能だ。
カバーの角度を調整しながら噴出口を切り替えると、デコルテにも温ミストが当てられる。温ミストをデコルテにあてようとすると、ちょっと近づかなくはいけないが、広範囲にミストが広がるので、自然と顔の方にまでミストをあてられる。
普段はハンドクリームを塗るくらいしかハンドケアをしていなかったが、本機でじっくりと温ミストを使ったことで、カサカサした肌がもっちりと柔らかくなったように感じた。霧のように濃密なミストがあたるので、みためにも、保湿している実感が得られる。
筆者は他にもフェイススチーマーなどを使ったことがあるが、本機の魅力はなんといってもコンパクト性だ。高さが低く貝殻のようなフォルムで、本体サイズはW200×L230×H140mmとコンパクトなので、取り扱いやすい。使わない時に、しまう場所にも困らない。
いくら性能が高くても本体が大きすぎると、毎日の肌ケアには、出し入れが面倒に感じてしまうが、本機の場合はコンパクトなので、そうした心理的なハードルが低い。また高さが低いので、転倒の心配も少ないので安心だった。小さい子どもやペットなどがいる家庭でも使いやすいだろう。
課題はアダブターの大きさ
課題を上げるとすれば二つ。まずは電源アダプターが大きいことだ。2口のコンセントに差し込むと、どうしても1口におさまらず、2つ分のコンセントを占領してしまった。そのため、場所によってはいちいちのコンセントを抜き差ししないといけない場面も出てきた。もう一つは、使用後に本体に溜まった水を排水する手間が生じること。これはフェイススチーマーであればどの商品でも必要な作業なのだが、初めて使う人にとっては手間に感じるかもしれない。
上記のような課題はあるものの、製品の使用については直感的で操作しやすかった。コンパクトな点も収納性・お手入れ性などを考えると魅力的だった。
ハンドケア、デコルテ・フェイスケアのほか、枕元やデスクに置けばパーソナル加湿器にもなる。前述したように、アロマディフューザーとしても使えるので1台で4役こなすところはお得感がある。わかりやすい操作性とコンパクト性は使う人を選ばないので、新生活のプレゼントとしても最適だと思う。(フリーライター・伊森ちづる)