老舗の音響機器メーカーパイオニアが3月27日付けで、東京証券取引所1部での上場を廃止した。1961年10月の上場から約57年だった。
パイオニアは、レーザーディスクや50V型フルHDプラズマモニターなど、話題の製品や世界初の製品を数多く手掛けてきた。しかし、これらの製品は、DVD/BDや液晶テレビの登場で旧世代の製品になっていった。また、廉価な音楽プレーヤーやスマートフォン(スマホ)の登場で、家庭用音響機器事業からも手を引いた。昨今は、カーナビなどのカーエレクトロニクス分野に注力していたが、スマホがカーナビの代わりになり始め、苦心していた。
経営不振ではあるものの、13年9月に世界初の「ワイヤレスポータブルBD/DVD/CDライター」、17年2月に世界初の「Ultra HD Blu-ray再生に対応したBDライター」を発売するなど、現在も社名に込められた「開拓者」という思いを体現し続けている。こうした姿勢は、今後も変えることはないという。
今後は香港投資ファンドの完全子会社になり、経営再建を図る。引き続き、カーエレクトロニクス分野において、音を中心としたエンターテインメント性の追求により、同社ならではのコネクテッドカーライフを推進していく方針だ。また、OEM事業や市販事業に加えて、ソリューションビジネスにも注力していくという。
パイオニアは、レーザーディスクや50V型フルHDプラズマモニターなど、話題の製品や世界初の製品を数多く手掛けてきた。しかし、これらの製品は、DVD/BDや液晶テレビの登場で旧世代の製品になっていった。また、廉価な音楽プレーヤーやスマートフォン(スマホ)の登場で、家庭用音響機器事業からも手を引いた。昨今は、カーナビなどのカーエレクトロニクス分野に注力していたが、スマホがカーナビの代わりになり始め、苦心していた。
経営不振ではあるものの、13年9月に世界初の「ワイヤレスポータブルBD/DVD/CDライター」、17年2月に世界初の「Ultra HD Blu-ray再生に対応したBDライター」を発売するなど、現在も社名に込められた「開拓者」という思いを体現し続けている。こうした姿勢は、今後も変えることはないという。
今後は香港投資ファンドの完全子会社になり、経営再建を図る。引き続き、カーエレクトロニクス分野において、音を中心としたエンターテインメント性の追求により、同社ならではのコネクテッドカーライフを推進していく方針だ。また、OEM事業や市販事業に加えて、ソリューションビジネスにも注力していくという。