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平成時代の職場の変化、仕事はしやすくなったが退職金や福利厚生は後退

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2019/03/14 15:30

 アデコは3月6日に、平成元年(1989年)に新卒で入社した社会人1000名(男性524名、女性476名)を対象にインターネット上で2018年12月15日~27日に実施した「平成時代に関する調査」の結果を発表した。

 調査対象者である、平成元年に新卒で入社した社会人に、平成の30年間で印象に残っている職場環境の変化についてたずねたところ、1位は「インターネットが普及し、仕事のやり方が変わった」(60.2%)で、少し離れて「職場が禁煙になった」(43.7%)、「個人用のPCが支給され、PCをベースに仕事をするようになった」(41.5%)と続いた。
 

 入社当時の平成元年と現在を比較して、約7割、68.3%が「労働時間が短くなった」と回答。また、平成元年と現在の勤務形態について、63.8%が「勤務形態が柔軟になり、仕事がしやすくなった」と答えている。
 
 


 同様に、設備や機器の進歩が仕事にどのような影響を及ぼしたかをたずねると、65.6%が「設備や機器の進歩により、仕事が進めやすくなった」と回答した。
 

 一方、会社からの手当や補助については、74.3%が平成元年よりも「会社からの手当や補助が薄くなった」と答えており、71.6%は平成元年と比較して「退職金制度が後退した」と考えている。
 
 


 平成元年と現在の福利厚生のレベルも、61.1%は「下がった」と感じており、多くの社会人は、時代の変化が仕事にも影響し、プラスにもマイナスにも作用していると感じているとわかった。