モバイル決済はなぜお得? Origami Pay、PayPay、LINE Payを使い倒してみた
【なぐもんGO・12】 相次いで実施されるモバイル決済サービスの還元・割引キャンペーンのおかげで、家計にやさしい生活が送れている。特に2月13日からは「Origami Pay」「PayPay」「LINE Pay」のキャンペーンが同時に開催されており、出かける先々でいずれかのサービスを使えるので、活用しない手はない。
Origami Payのキャンペーンは、支払いから1~2か月後に反映される残高還元ではなく、その場で割り引かれるのが特徴だ。13日からはケンタッキーフライドチキンで500円以上の支払い時にOrigami Payを利用すれば、半額になる。割引の上限額は1000円、つまり2000円の買い物で上限に達するが、ランチメニューなら2人分を購入しても十分に活用できる。
Origami Payは、決済時にリアルタイムで銀行口座から決済代金を引き落とすことが可能なので、残高を気にする必要がない点が嬉しい。キャンペーンの還元額が残ることもないので、すっきり使える印象がある。逆に、使い過ぎないように、こまめに残高をチャージするユーザーにとっては、ちょっと不安に感じるかもしれないが、半額というキャンペーンの魅力は大きいだろう。
筆者も、半額だからということで、普段は頼まないメニューをついつい頼んでしまったが、それはそれで新しい体験が得られたので楽しかった。キャンペーンに参加する企業にとっても、そうした新しい体験をユーザーに提供できる点が魅力なのかもしれない。
PayPayは、2018年12月に話題になった「100億円キャンペーン」の第2弾を2月12日から展開。前回は還元額が高く、キャンペーンは想定外の10日間であっという間に終了してしまったが、今回は、一回の還元金額上限を1000円相当に設定されているので、日常的に長く使われることを想定している。
前回のキャンペーンでも、筆者は金額の大きな買い物ではなく、昼食代や朝食代をPayPayで支払うという使い方をしていた。しかし、すぐに終わってしまったので、恩恵が薄かったように感じた。
今回は長く使えそうなので、存分に使えて得した気分になりそうだ。UIも使いやすく変更された。例えば、アプリを立ち上げた最初の画面の真ん中に「支払う」ボタンを押すとバーコードが拡大して表示されたり、アプリのホーム画面のバーコードから支払ったときに、支払いが済んだ通知が表示されるようになった。
それまでは、ホーム画面のバーコードを利用すると支払いの通知が表示されなかったので、いつ支払ったのかわからなく少し不安に感じることもあった。二重決済などのトラブルも報じられたりしたが、今回は改善された。セキュリティを強化した以外にも、以前より利用できる店舗が増えてきたので、日常的に使うシーンも増えそうだ。
LINE Payは、毎月末に開催している「Payトク」キャンペーンが有名だが、今回は2月12日~21日の期間に、ファミリーマート限定で実施している20%還元キャンペーンを利用した。キャンペーンごとに付与された還元額を次のキャンペーンの足掛かりにする、といったサイクルを繰り返しているので、キャンペーンの度にお得に買い物ができて使いやすい。
キャンペーン以外にも、毎月の支払額に応じて、翌月の還元額が増える「マイカラー」という特典もついている。キャンペーンの還元額に上乗せされるので、さらにお得だ。割り勘機能も便利で、筆者も18年12月に開催された「割り勘くじ」は、大いに活用した。
いつもコミュニケーションアプリとして使っているので、アプリを改めて立ち上げる必要がなかったり、決済時に提示するバーコードのショートカットを作れたりするのも便利だ。しかし、キャンペーンの還元額を付与されてからしか確認できない点が悩ましい。ほかにも、Androidでは非接触決済に対応しているので、iOSでも対応すればもっと利便性は上がるはずだ。
一方で、多数のモバイル決済サービスが登場して、あらゆるキャンペーンが展開されており、どのサービスを使えばいいのか迷う人も多いだろう。筆者も、サービスごとに利用できる店舗や、登録できるカード会社、銀行が異なっており迷うことがある。さらに、複数のサービスを利用し始めると、資産が分散してしまう。どうにかまとめて運用できないものか、というのが最近の悩みでもある。とはいえ、キャンペーンの割引や還元にひかれて、ついつい便利に使ってしまうのだが…。(BCN・南雲 亮平)
Origami Payのキャンペーンは、支払いから1~2か月後に反映される残高還元ではなく、その場で割り引かれるのが特徴だ。13日からはケンタッキーフライドチキンで500円以上の支払い時にOrigami Payを利用すれば、半額になる。割引の上限額は1000円、つまり2000円の買い物で上限に達するが、ランチメニューなら2人分を購入しても十分に活用できる。
Origami Payは、決済時にリアルタイムで銀行口座から決済代金を引き落とすことが可能なので、残高を気にする必要がない点が嬉しい。キャンペーンの還元額が残ることもないので、すっきり使える印象がある。逆に、使い過ぎないように、こまめに残高をチャージするユーザーにとっては、ちょっと不安に感じるかもしれないが、半額というキャンペーンの魅力は大きいだろう。
筆者も、半額だからということで、普段は頼まないメニューをついつい頼んでしまったが、それはそれで新しい体験が得られたので楽しかった。キャンペーンに参加する企業にとっても、そうした新しい体験をユーザーに提供できる点が魅力なのかもしれない。
PayPayは、2018年12月に話題になった「100億円キャンペーン」の第2弾を2月12日から展開。前回は還元額が高く、キャンペーンは想定外の10日間であっという間に終了してしまったが、今回は、一回の還元金額上限を1000円相当に設定されているので、日常的に長く使われることを想定している。
前回のキャンペーンでも、筆者は金額の大きな買い物ではなく、昼食代や朝食代をPayPayで支払うという使い方をしていた。しかし、すぐに終わってしまったので、恩恵が薄かったように感じた。
今回は長く使えそうなので、存分に使えて得した気分になりそうだ。UIも使いやすく変更された。例えば、アプリを立ち上げた最初の画面の真ん中に「支払う」ボタンを押すとバーコードが拡大して表示されたり、アプリのホーム画面のバーコードから支払ったときに、支払いが済んだ通知が表示されるようになった。
それまでは、ホーム画面のバーコードを利用すると支払いの通知が表示されなかったので、いつ支払ったのかわからなく少し不安に感じることもあった。二重決済などのトラブルも報じられたりしたが、今回は改善された。セキュリティを強化した以外にも、以前より利用できる店舗が増えてきたので、日常的に使うシーンも増えそうだ。
LINE Payは、毎月末に開催している「Payトク」キャンペーンが有名だが、今回は2月12日~21日の期間に、ファミリーマート限定で実施している20%還元キャンペーンを利用した。キャンペーンごとに付与された還元額を次のキャンペーンの足掛かりにする、といったサイクルを繰り返しているので、キャンペーンの度にお得に買い物ができて使いやすい。
キャンペーン以外にも、毎月の支払額に応じて、翌月の還元額が増える「マイカラー」という特典もついている。キャンペーンの還元額に上乗せされるので、さらにお得だ。割り勘機能も便利で、筆者も18年12月に開催された「割り勘くじ」は、大いに活用した。
いつもコミュニケーションアプリとして使っているので、アプリを改めて立ち上げる必要がなかったり、決済時に提示するバーコードのショートカットを作れたりするのも便利だ。しかし、キャンペーンの還元額を付与されてからしか確認できない点が悩ましい。ほかにも、Androidでは非接触決済に対応しているので、iOSでも対応すればもっと利便性は上がるはずだ。
キャッシュレス生活に慣れ始めた
しばらくモバイル決済を使っているうちに、お得なだけでなく、普段の生活が変わっていることに気づいた。最も大きな変化は、現金をほとんど使わなくなったこと。つり銭や小銭の計算や受領がなくなったことで会計はスピードアップしてスムーズになった。また、還元金額を確認するために、収支を細かく確認するようにもなった。もちろん、キャンペーンで付与された残高だけで支払う場合もあるため、財布にも優しい。一方で、多数のモバイル決済サービスが登場して、あらゆるキャンペーンが展開されており、どのサービスを使えばいいのか迷う人も多いだろう。筆者も、サービスごとに利用できる店舗や、登録できるカード会社、銀行が異なっており迷うことがある。さらに、複数のサービスを利用し始めると、資産が分散してしまう。どうにかまとめて運用できないものか、というのが最近の悩みでもある。とはいえ、キャンペーンの割引や還元にひかれて、ついつい便利に使ってしまうのだが…。(BCN・南雲 亮平)