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東京電力がスマホバッテリーのレンタル事業を本格化、2020年度に1万台設置へ

 東京電力エナジーパートナー(東電EP)は、2018年7月から都内で実証実験をしていたスマートフォン(スマホ)用モバイルバッテリーのレンタルサービス「充レン」を本格的に事業化する。現在、都内に20台設置しているレンタル機器を20年度に1万台まで増設する。

東電EPのスマホ用「充レン」サービス

 1台あたり30個のモバイルバッテリーをチャージできるレンタル機器は、ゆりかもめの新橋や汐留、お台場海浜公園などの各駅や、アクアシティお台場、東京ビッグサイトなど、臨海副都心エリアの16カ所に加えて、昨年11月から東京メトロの後楽園駅と溜池山王駅にも設置して実証実験をしている。

 東電EPでは事業化のめどがついたとして、設置場所を増やしていく。1万台の設置は、単純計算で30万個のモバイルバッテリーが借りられることになる。利用料金は1台あたり当日・翌日は税別300円。充電コネクタは、Lightning、micro-USB、USB Type-Cの3種類。
 
「充レン」の「レンタル機器」

 充レンは、返却時に元のレンタル機器だけでなく、近くのレンタル機器のスロットに差し込めばいいため、設置場所が増えた分だけユーザーの利便性が向上する。

 20年の東京五輪に向けたインバウンド需要や「ポケモンGO」などのスマホゲームでの利用ニーズ、災害時の利用が期待される。