家電量販店やECショップからPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2018年1月1日~12月31日の年間を通して、ミラーレス一眼カメラのシリーズ別の販売台数シェアで1位を獲得したのはキヤノンの「EOS Kiss M」だった。
「EOS Kiss M」は発売された3月26日から一気に売れ筋として浮上。その勢いは年末まで継続した。一眼レフの入門機として圧倒的シェアを誇る「Kiss」ブランドをはじめて冠したミラーレス一眼は、キヤノン自ら「ミラーレスでNo.1を獲る」と宣言した戦略的な一台で、その戦略は見事に的中した。最終的な年間シェアは16.6%で、2位以下を大きく引き離した。
キヤノンは宣言通り、メーカー別シェアでも販売台数シェアNo.1も獲得。これまでトップを長く死守していたオリンパスや2位を競っていたソニーに大差をつけた。ミラーレス一眼の市場はフルサイズモデルが相次いで登場したこともあり、カメラ分野で唯一活況だ。19年は各社がさらにテコ入れを図ることが予想され、まだまだ成長が期待できそうだ。(BCN・大蔵 大輔)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などのPOSデータを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
「EOS Kiss M」は発売された3月26日から一気に売れ筋として浮上。その勢いは年末まで継続した。一眼レフの入門機として圧倒的シェアを誇る「Kiss」ブランドをはじめて冠したミラーレス一眼は、キヤノン自ら「ミラーレスでNo.1を獲る」と宣言した戦略的な一台で、その戦略は見事に的中した。最終的な年間シェアは16.6%で、2位以下を大きく引き離した。
キヤノンは宣言通り、メーカー別シェアでも販売台数シェアNo.1も獲得。これまでトップを長く死守していたオリンパスや2位を競っていたソニーに大差をつけた。ミラーレス一眼の市場はフルサイズモデルが相次いで登場したこともあり、カメラ分野で唯一活況だ。19年は各社がさらにテコ入れを図ることが予想され、まだまだ成長が期待できそうだ。(BCN・大蔵 大輔)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などのPOSデータを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。