2019年のGWは4月27日から10連休に、10月22日も祝日に

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2018/12/05 18:00

 12月4日、特別法案「天皇の即位の日及び即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律案」が衆議院で可決した。参議院でも可決され、法案が成立すると来年、2019年は、土日を含め、4月27日から5月6日まで10連休となる。

 新天皇の即位・改元は5月1日で、この日は祝日となる。さらに、国民の祝日に関する法律により、祝日に挟まれた日は、「国民の休日」となるため、前後も休日となった。なお、「即位礼正殿の儀」が行われる10月22日は火曜日のため、連休にはならない。また、5月1日・10月22日とも、1年限りの祝日化となる。
 

 これまで連休は、小売業や観光業の繁忙期とされてきたが、人手不足対策や、「働き方改革」推進の一環として見直す動きが出ている。携帯電話・スマートフォンの販売やサポートを行うドコモショップは、18年度の年末年始期間(12月31日~1月3日)に、ショップごとに連続した休業日を設定すると発表。ソフトバンクショップとワイモバイルショップは、ショッピングモール内の店舗など、一部店舗を除き、原則、大みそか(12月31日)と元日(1日)の2日間を休業日に設定する。
 
年末年始、GW、夏のお盆前後の3回の連休は、帰省・旅行シーズンとなっている

 5月1日を挟む特別10連休は、結果的に働き方改革に逆行する結果となるが、あと6カ月弱のわずかな期間で、海外との取引など、想定される悪影響を軽減するため、国や業界団体からどのような対策が出てくるのか、動向が注目される。