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ケーズ、19年3月期第2四半期は増収も、自然災害などにより減益

経営戦略

2018/11/06 19:00

 ケーズホールディングス(ケーズ)が11月5日に発表した2019年3月期第2四半期(4~9月)の連結決算は、売上高が3454億8300万円(前年同期比2.7%増)、営業利益が156億6800万円(2.1%増)、経常利益が184億1400万円(1.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が123億8600万円(0.8%減)となった。自然災害などの特別損失が発生したことから、前年同期比で減益となった。


 エアコンや扇風機などの季節商品が猛暑の影響で好調に推移し、テレビは12月1日に開始する新4K8K衛星放送開始に向けて大型テレビへの買い替えが進んだ。携帯電話はスマートフォンの単価上昇や、9月下旬に発売した新型iPhoneの販売などが好調だった。

 洗濯機は時短、節水の大容量タイプを中心に、また冷蔵庫は週末のまとめ買いや省スペースで沢山収納したいなどのニーズに対応した生活スタイルにあった商品への買い替えが進んだことから堅調に推移。PCは8月下旬に発売したマイクロソフトのSurface Goが順調な立ち上がりを見せたものの、PC全体では低調だった。

 利益面は、節電・省エネ・安心・安全・健康をキーワードに、冷蔵庫、洗濯機やエアコンなどの需要が高まるなど、より良い生活が期待できる付加価値商品が引き続き支持され、営業利益、経常利益は前年同期を上回った。

 また、出退店状況については、直営店4店を開設し、直営店3店を閉じて店舗網の強化・経営の効率化を図った。これにより、店舗数は497店(直営店493店、FC店4店)となった。なお、連結業績予想に変更はないという。