大手ロボット掃除機メーカーのアイロボットジャパンは、「ロボット掃除機一家に一台」を目指すと宣言した。ロボット掃除機の出荷台数が300万台突破した実績を踏まえ、同社の挽野元社長は「現在の世帯普及率4.5%を、2023年に10%まで引き上げる」ことを目標に掲げ、普及活動の強化に乗り出す。まずは、「アイロボット史上最高の価格と性能のバランス」をうたう「ルンバ e5」で、市場を盛り上げる方針だ。
近ごろのロボット掃除機市場について、挽野社長は「この2年弱でペットオーナーや共働き世帯のユーザーが増えており、300万台突破に向けて2018年の上期は昨年の反動で多少伸び悩んだが、2Q(第2四半期)と3Qで盛り返している」と説明。「これからさらに伸びていくだろう」と予想する。
根拠となるのは、ターゲット層の増加だ。現在、ロボット掃除機のユーザーとして有力な候補となる、ペットを飼っている世帯が全体の約17%、共働き世帯が20%に上り、潜在ユーザー数が23年の目標である10%を上回っている。挽野社長は、「どちらの世帯も、これからさらに増えていく」と捉えている。なお、17年のロボット掃除機の世帯普及率は4.5%だ。
挽野社長が特に期待を寄せているのは、ルンバ e5だ。さまざまな調査からアイロボットが導き出した「ユーザーがロボット掃除機の購入に踏み切れない理由」は、価格と性能能力に対する不安。そこで、同社はルンバ e5で高い清掃能力と5万円を下回る価格を実現し、ミドルクラスのロボット掃除機市場に投入する。
ルンバ e5は、強い吸引力に加え、毛が絡まりにくくごみ収集性能が高い「デュアルアクションブラシ」を搭載。バッテリーのパワーを従来機種の1.5倍の90分に伸ばし、清掃能力が向上した。また、日本ユーザーのニーズに応え、ダスト容器を水洗いできるようにした。
清掃能力をしっかりとユーザーに伝える環境も整える。今年7月には、認定販売店制度を導入し、主な販売チャネルの家電量販店や通販、ECとのパートナーシップを強化している。什器の用意や販売員向けのトレーニング、購入後の保証などを充実させることで、店頭で分かりやすくロボット掃除機を販売できるようにする施策だ。これからさらにパートナーを増やしていくという。
「年末にかけて、プレゼント需要やボーナス商戦など、ロボット掃除機市場は大きく成長軌道を描くはず」と、挽野社長。夏の商戦で大きく売上を伸ばした「ブラーバ」シリーズと、戦略モデルのルンバ e5が市場をけん引する将来像を描く。
近ごろのロボット掃除機市場について、挽野社長は「この2年弱でペットオーナーや共働き世帯のユーザーが増えており、300万台突破に向けて2018年の上期は昨年の反動で多少伸び悩んだが、2Q(第2四半期)と3Qで盛り返している」と説明。「これからさらに伸びていくだろう」と予想する。
根拠となるのは、ターゲット層の増加だ。現在、ロボット掃除機のユーザーとして有力な候補となる、ペットを飼っている世帯が全体の約17%、共働き世帯が20%に上り、潜在ユーザー数が23年の目標である10%を上回っている。挽野社長は、「どちらの世帯も、これからさらに増えていく」と捉えている。なお、17年のロボット掃除機の世帯普及率は4.5%だ。
挽野社長が特に期待を寄せているのは、ルンバ e5だ。さまざまな調査からアイロボットが導き出した「ユーザーがロボット掃除機の購入に踏み切れない理由」は、価格と性能能力に対する不安。そこで、同社はルンバ e5で高い清掃能力と5万円を下回る価格を実現し、ミドルクラスのロボット掃除機市場に投入する。
ルンバ e5は、強い吸引力に加え、毛が絡まりにくくごみ収集性能が高い「デュアルアクションブラシ」を搭載。バッテリーのパワーを従来機種の1.5倍の90分に伸ばし、清掃能力が向上した。また、日本ユーザーのニーズに応え、ダスト容器を水洗いできるようにした。
清掃能力をしっかりとユーザーに伝える環境も整える。今年7月には、認定販売店制度を導入し、主な販売チャネルの家電量販店や通販、ECとのパートナーシップを強化している。什器の用意や販売員向けのトレーニング、購入後の保証などを充実させることで、店頭で分かりやすくロボット掃除機を販売できるようにする施策だ。これからさらにパートナーを増やしていくという。
「年末にかけて、プレゼント需要やボーナス商戦など、ロボット掃除機市場は大きく成長軌道を描くはず」と、挽野社長。夏の商戦で大きく売上を伸ばした「ブラーバ」シリーズと、戦略モデルのルンバ e5が市場をけん引する将来像を描く。