テストマーケティングとして、クラウドファンディングを利用するケースが増えている。プロジェクトや開発中または開発済みプロダクトに対する「支援」を募るというかたちを取っているものの、各サイトの利用規約をしっかり読み込み、納得した上で支援(購入)すれば、通常のオンラインショッピングとほぼ変わらない。今回は、クラウドファンディングでしか手に入らない限定品を含め、睡眠不足の解消や仕事・趣味のモチベーションアップに役立ちそうなアイテムをピックアップした。
<集中力アップに>
集中力を高めるウェアラブル端末「WEAR SPACE」は、ノイズキャンセリング機能を搭載したヘッドホンと、周囲の人の動きや光など、わずらわしい視覚情報を遮断する効果をもつパーティションで構成。目立つ特徴的なデザインは、「今は作業に集中したい」という意思を、言葉にすることなく周囲に知らしめる役割も果たす。
Shiftallとパナソニックのデザインスタジオ「FUTURE LIFE FACTORY」が共同開発したもので、CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)グループが運営するクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」で12月11日まで支援を募集している。支援額は税込で1台2万8000円から。なお、支援金額に達しないと製品化しない「All or Nothing」方式なので、成否の行方を見守りたい。<睡眠不足解消に>
安眠・快眠をサポートする「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」が登場した。開発元は、サウンドバーやヘッドホンなど、オーディオメーカーとして名の知られるBOSE(ボーズ)。独自のノイズマスキングテクノロジーを搭載し、人のいびきや隣室の騒音、犬の鳴き声、外の交通騒音などを打ち消すため、内蔵する10種類のヒーリングサウンド「sleeptrack」をエンドレス再生する。
超小型でも外れにくく、快適な装着感が続く特許技術によるイヤーチップ、最長16時間連続再生のバッテリー駆動も特徴。一般的なBluetooth対応完全ワイヤレスイヤホンとは異なり、スマートフォンに保存してある音楽の再生はできない。
2017年11月に米国のクラウドファンディングサイト「Indiegogo」にプロトタイプを公開後、わずか6日で完売した実績をもつ。そのプロトタイプのフィードバックを今回の製品版に生かしたいという。税別価格3万円とかなり高めだが、「寝付きにくい」「寝てもすぐに目が覚める」と悩んでいるなら試す価値はありそうだ。<予定や起床時刻の管理に>
テキスト入力に特化した「ポメラ」や、ラベルライター「テプラ」など、生産性を高めるさまざまな電子文具を世に送り出してきたキングジム。今秋発売の新製品の一つは、習慣時計と名づけた「ルクル RUC10」だ。
「ルクル」は、デジタル時計と、自由に書き込める紙のスケジュール表を組み合わせた、新感覚の予定管理ツール。7日間(1週間)にやるべきことが一目で分かる“WEEKモード”と、30分単位をその日の予定を管理できる“DAYモード”の2つのモードを搭載し、予定に合わせ、各モードとも、最大3つまでアラームを設定できる。設置方法は貼り付け・据置き・壁掛けの3通りに対応。税別価格は2980円。
専用スマホアプリやWebブラウザーから、いつでもどこでも簡単にアラームを設定できるスマートプログラムアラーム「リンクタイム LT10」も10月26日に発売予定。テキスト情報の音声変換・読み上げ機能を備え、さらに今後、音声アシスタントのAmazon Alexa、Googleアシスタントとも連携予定。従来の置き時計の枠を大きく越えたプライベートからビジネスまで幅広いシーンで活躍しそうなWi-Fi対応デジタル時計だ。税別価格は1万3200円。
<1日のリセット・日々の癒やしに>
こちらは、同じ睡眠対策アイテムでも、就寝前の孤独や寂しさを癒す「眠りのおとも」をコンセプトに、心に働きかける睡眠サポートロボット。カラーは白と黒の2色展開で、とてもかわいらしい見た目だ。
具体的には、ポンと頭をなでると、いまの時間を教え、その後は話にじっと耳を傾け、挨拶や好きな言葉には寝ぼけた感じで返事をする。全5種類のオルゴールの再生、眠気を誘う「不思議なおはなし」(全16種類)の読み上げといった実用的な機能も搭載。朝の目覚ましアラームは、爽やかな音楽とともに、コトコト体を揺らしながら起こしてくれるという。
クラウドファンディングサイト「Makuake」で100体限定の販売で、通常コースはすでに受付終了。現在は、1000円の「ネモフ イラストステッカー5枚」コースのみ支援を受け付けている。一般販売やクラウドファンディング再登場を待ちたい。
SNSで消費者とメーカーの距離が近づき、同時に嗜好・興味関心の対象が人それぞれとなる中、今回取り上げたような、他人には言いにくい健康関連の悩みをサポートするアイテムでは、ビジネスモデルの検証を兼ねて、クラウドファンディングの活用が進みそうだ。(BCN・嵯峨野 芙美)
<集中力アップに>
周囲の騒音と視覚情報を遮断する「WEAR SPACE」
集中力を高めるウェアラブル端末「WEAR SPACE」は、ノイズキャンセリング機能を搭載したヘッドホンと、周囲の人の動きや光など、わずらわしい視覚情報を遮断する効果をもつパーティションで構成。目立つ特徴的なデザインは、「今は作業に集中したい」という意思を、言葉にすることなく周囲に知らしめる役割も果たす。Shiftallとパナソニックのデザインスタジオ「FUTURE LIFE FACTORY」が共同開発したもので、CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)グループが運営するクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」で12月11日まで支援を募集している。支援額は税込で1台2万8000円から。なお、支援金額に達しないと製品化しない「All or Nothing」方式なので、成否の行方を見守りたい。
<睡眠不足解消に>
3万円の睡眠専用ハイテク耳栓「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」
安眠・快眠をサポートする「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」が登場した。開発元は、サウンドバーやヘッドホンなど、オーディオメーカーとして名の知られるBOSE(ボーズ)。独自のノイズマスキングテクノロジーを搭載し、人のいびきや隣室の騒音、犬の鳴き声、外の交通騒音などを打ち消すため、内蔵する10種類のヒーリングサウンド「sleeptrack」をエンドレス再生する。超小型でも外れにくく、快適な装着感が続く特許技術によるイヤーチップ、最長16時間連続再生のバッテリー駆動も特徴。一般的なBluetooth対応完全ワイヤレスイヤホンとは異なり、スマートフォンに保存してある音楽の再生はできない。
2017年11月に米国のクラウドファンディングサイト「Indiegogo」にプロトタイプを公開後、わずか6日で完売した実績をもつ。そのプロトタイプのフィードバックを今回の製品版に生かしたいという。税別価格3万円とかなり高めだが、「寝付きにくい」「寝てもすぐに目が覚める」と悩んでいるなら試す価値はありそうだ。
<予定や起床時刻の管理に>
デジタルとアナログを融合した「習慣時計 ルクル」
テキスト入力に特化した「ポメラ」や、ラベルライター「テプラ」など、生産性を高めるさまざまな電子文具を世に送り出してきたキングジム。今秋発売の新製品の一つは、習慣時計と名づけた「ルクル RUC10」だ。「ルクル」は、デジタル時計と、自由に書き込める紙のスケジュール表を組み合わせた、新感覚の予定管理ツール。7日間(1週間)にやるべきことが一目で分かる“WEEKモード”と、30分単位をその日の予定を管理できる“DAYモード”の2つのモードを搭載し、予定に合わせ、各モードとも、最大3つまでアラームを設定できる。設置方法は貼り付け・据置き・壁掛けの3通りに対応。税別価格は2980円。
専用スマホアプリやWebブラウザーから、いつでもどこでも簡単にアラームを設定できるスマートプログラムアラーム「リンクタイム LT10」も10月26日に発売予定。テキスト情報の音声変換・読み上げ機能を備え、さらに今後、音声アシスタントのAmazon Alexa、Googleアシスタントとも連携予定。従来の置き時計の枠を大きく越えたプライベートからビジネスまで幅広いシーンで活躍しそうなWi-Fi対応デジタル時計だ。税別価格は1万3200円。
<1日のリセット・日々の癒やしに>
大人も子どももほっこり 眠りのおとも「ネモフ」
こちらは、同じ睡眠対策アイテムでも、就寝前の孤独や寂しさを癒す「眠りのおとも」をコンセプトに、心に働きかける睡眠サポートロボット。カラーは白と黒の2色展開で、とてもかわいらしい見た目だ。具体的には、ポンと頭をなでると、いまの時間を教え、その後は話にじっと耳を傾け、挨拶や好きな言葉には寝ぼけた感じで返事をする。全5種類のオルゴールの再生、眠気を誘う「不思議なおはなし」(全16種類)の読み上げといった実用的な機能も搭載。朝の目覚ましアラームは、爽やかな音楽とともに、コトコト体を揺らしながら起こしてくれるという。
クラウドファンディングサイト「Makuake」で100体限定の販売で、通常コースはすでに受付終了。現在は、1000円の「ネモフ イラストステッカー5枚」コースのみ支援を受け付けている。一般販売やクラウドファンディング再登場を待ちたい。
SNSで消費者とメーカーの距離が近づき、同時に嗜好・興味関心の対象が人それぞれとなる中、今回取り上げたような、他人には言いにくい健康関連の悩みをサポートするアイテムでは、ビジネスモデルの検証を兼ねて、クラウドファンディングの活用が進みそうだ。(BCN・嵯峨野 芙美)