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スクエニHDとテンセントが戦略的提携、合弁設立や新作ゲームの共同開発も

 スクウェア・エニックス・ホールディングス(スクエニHD)は8月30日、中国のインターネットサービス大手 騰訊(テンセント)グループと戦略的に提携し、合弁会社を設立すると発表した。新作ゲームの共同開発や、既存IPのライセンス活用など、グローバルに事業を展開していく。

スクエニHDとテンセントが戦略的提携

 テンセントグループの馬暁軼 副総裁は、「戦略的提携関係のもと、スクエニHDのもつ優れたコンテンツ創造能力と、当社グループのインターネットサービス提供能力を組み合わせることによって、これまでになかったコンテンツ体験を世界中のユーザーに届けることができる」とコメントしている。

 また、スクエニHDの松田洋祐 代表取締役社長は、「テンセントグループとは、デジタルコンテンツ・サービスを通じて、世界中のお客様に向けた新しいエンタテインメント体験の提供を追求するというビジョンを共有している。今回の提携は、当社グループが推進するコンテンツの多様化と販売チャネル拡大の強力な後押しになる」と期待する。

 個別の提携事業の詳細は、決定次第、順次発表するとしている。スクウェア・エニックスは2015年に、中国のNetEaseと協業して、中国向けに簡体中国語版コミックスのグローバル配信を開始した。今度はゲームを広める姿勢だ。