筆者が住む3LDK約70m2の自宅は、引き戸を開けると約16畳の広さになるリビングと約6.5畳の寝室にそれぞれ1台、エアコンを設置している。リビングのエアコンは200Vの14畳用。引き戸を開けた状態だと効きが悪く、閉めると効き過ぎと感じる。あくまで自分は。
リビングも耐え難いが、寝室はもっと厳しい。毎年、エアコンの使い方を変えているが、ベストな使い方は見い出せていない。個人的には、「就寝前に締め切った状態でエアコンを効かせて室温を下げ、眠る際にはエアコンを切るか、タイマーをオンにして窓を開けて眠る」やり方がベストだと思っている。ただ今夏は、エアコン終夜運転もしくは、こまめな入り切りを続けている。
ダイキンの調査によると、エアコンの電源をこまめにオン/オフするより、つけっぱなしのほうが電力消費量が少なく、電気代が安くなるという。Twitterでは、本当に安くなったという指摘と、そうはならなかったという声があがっている。実際のところ、断熱性能は家ごとに異なり、築年数の浅い住宅で、エアコンの温度は高めの設定でちょうどいいと感じる場合、「つけっぱなし」でも心地よい状態が続く。つまり、運転効率が良く電気代も安くなるわけだ。
この原稿は、あまりにも寒くて起きた日の午前中に書いている。薄暗い部屋の中でリモコンが見つからず、こんな時こそ、Alexaの出番だと、リビングにあるスマートスピーカーのAmazon Echoを呪った(家電連携はIoT照明のPhilips Hueしか設定していない現時点ではできない)。たいてい夏は暑いか寒いか、どちらかの不快感で目が覚める。エアコンのない実家にいた頃は、常に暑くて目覚めたが、だるさがない分だけ、いくらかマシだった。
宅内に設置したセンサーとAIを活用し、住居内での居住者の行動、習慣、嗜好に基づいてエアコンを自動制御する仕組みは実用化している。室内の気温や外気温にあわせてエアコンの設定温度を自動調整する試みも珍しくない。
・住む人にあわせて進化、日本初のAI搭載マンション
https://www.bcnretail.com/news/detail/20180611_63936.html
富士通ゼネラルのエアコンは既存製品を含めてGoogle アシスタントに対応し、別売の専用無線LANアダプターを追加すれば、スマートスピーカー「Google Home」に音声で呼びかけて操作できるようになった。
シャープのAIoTクラウドサービス「COCORO AIR」対応のエアコン新製品も、「Amazon Alexa」を搭載したスマートスピーカー「Amazon Echo」シリーズと連動できる。“音声操作”は夢でも憧れでもなく、わずかな金額で手に入る時代を迎えているのだ。ただ、本当に求められる「快適な室内環境」は、誰かと一緒に居住する限り、なかなか叶わないというのも現実だ。だからこそ、家庭で我慢を強いられている人に寄り添った、メーカーの技術開発に期待したい。(BCN・嵯峨野 芙美)
音声で操作したい!! と強烈に感じる夏の明け方
エアコンの効きの感じ方は個人差が大きく、各社とも、いろいろと工夫しているとはわかるが、体感上は、まだまだ発展途上といった感じだ。配偶者は暑いと言い、動き回る子どもは暑くてズボンを脱いでしまうような状態だが、自分は寒いと感じて上着を羽織る。あまりにも寒く、冬用のフリースを着たこともあった。女性の一部は、この”問答無用”の感覚に共感してもらえるだろう。リビングも耐え難いが、寝室はもっと厳しい。毎年、エアコンの使い方を変えているが、ベストな使い方は見い出せていない。個人的には、「就寝前に締め切った状態でエアコンを効かせて室温を下げ、眠る際にはエアコンを切るか、タイマーをオンにして窓を開けて眠る」やり方がベストだと思っている。ただ今夏は、エアコン終夜運転もしくは、こまめな入り切りを続けている。
ダイキンの調査によると、エアコンの電源をこまめにオン/オフするより、つけっぱなしのほうが電力消費量が少なく、電気代が安くなるという。Twitterでは、本当に安くなったという指摘と、そうはならなかったという声があがっている。実際のところ、断熱性能は家ごとに異なり、築年数の浅い住宅で、エアコンの温度は高めの設定でちょうどいいと感じる場合、「つけっぱなし」でも心地よい状態が続く。つまり、運転効率が良く電気代も安くなるわけだ。
この原稿は、あまりにも寒くて起きた日の午前中に書いている。薄暗い部屋の中でリモコンが見つからず、こんな時こそ、Alexaの出番だと、リビングにあるスマートスピーカーのAmazon Echoを呪った(家電連携はIoT照明のPhilips Hueしか設定していない現時点ではできない)。たいてい夏は暑いか寒いか、どちらかの不快感で目が覚める。エアコンのない実家にいた頃は、常に暑くて目覚めたが、だるさがない分だけ、いくらかマシだった。
宅内に設置したセンサーとAIを活用し、住居内での居住者の行動、習慣、嗜好に基づいてエアコンを自動制御する仕組みは実用化している。室内の気温や外気温にあわせてエアコンの設定温度を自動調整する試みも珍しくない。
・住む人にあわせて進化、日本初のAI搭載マンション
https://www.bcnretail.com/news/detail/20180611_63936.html
富士通ゼネラルのエアコンは既存製品を含めてGoogle アシスタントに対応し、別売の専用無線LANアダプターを追加すれば、スマートスピーカー「Google Home」に音声で呼びかけて操作できるようになった。
シャープのAIoTクラウドサービス「COCORO AIR」対応のエアコン新製品も、「Amazon Alexa」を搭載したスマートスピーカー「Amazon Echo」シリーズと連動できる。“音声操作”は夢でも憧れでもなく、わずかな金額で手に入る時代を迎えているのだ。ただ、本当に求められる「快適な室内環境」は、誰かと一緒に居住する限り、なかなか叶わないというのも現実だ。だからこそ、家庭で我慢を強いられている人に寄り添った、メーカーの技術開発に期待したい。(BCN・嵯峨野 芙美)