8月27日、シャープが5年ぶりにポータブル液晶テレビ市場に再参入した。同社の調べでは、2017年のポータブル液晶テレビ市場は17万台程度。18年には22万台、東京五輪がある20年には33万台~35万台になると見込んでいる。9月20日に発売する新製品「AQUOSポータブル」シリーズはこの半分のシェア獲得を目指す。
「AQUOSポータブル」の「2T-C16AP/C12AP」は、タッチ操作できるポータブル液晶テレビ。シャープのAIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に対応しており、調理家電との連携も可能になっている。防水はIPX6/7に対応し、撥水加工も施してあるので、水没してもすぐに取り出せば影響はない。電源端子なども防水キャップに守られており、キッチンや浴室でも使うことができる。
同日、都内で開催された発表会でシャープ スマートTVシステム事業本部 国内TV事業部の宗俊昭広事業部長は、「テレビ市場全体が緩やかに落ち込んでいるなか、2K解像度でもポータブルテレビ市場だけは年間約13%程度の成長を続けている。カテゴリーとしては“ニッチ”かもしれないが、国内では有望な市場といえる。再参入して選択肢を増やすことで市場を拡大していきたい」と背景を語る。
シャープが5年前に発売したのは、設置場所が自由に選べるワイヤレス液晶テレビ「フリースタイル AQUOS」。ブラウン管時代から変わらないテレビの設置場所を変えるために開発した。しかし、20~60型のラインアップはポータブルとしては大型だったことや初期設定の複雑さなどがハードルになり、市場への定着は難航した。
今回の「AQUOSポータブル」は「フリースタイル AQUOS」で得た知見を反映し、サイズは16型と12型で設計。さらに、製品を買ったら分離型のチューナーをアンテナ端子につなぎ、本体の電源を入れればテレビが見れる、というシンプルな初期設定にした。チューナーとの接続(ペアリング)は、出荷時に済ませている。
市場にはすでに、パナソニックの「プライベートビエラ」や東芝の「レグザ ポータブルテレビ」などがあり、シャープは実質“後発”となる。それでも、「画面の性能を上げて、上からでも下からでも映像が見られるようテレビ向けの液晶を開発した。色味や輝度を調節してテレビの見やすさに特化している。また、軽さにこだわった。ハイエンドモデルは1.36kg。ミドルクラスだと1kg未満。持ち運ぶ以外にも、ぶら下げられるのは強み。軽ければ、いろいろな生活シーンで活躍できる」と宗俊昭広事業部長は期待する。
「AQUOSポータブル」の「2T-C16AP/C12AP」は、タッチ操作できるポータブル液晶テレビ。シャープのAIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に対応しており、調理家電との連携も可能になっている。防水はIPX6/7に対応し、撥水加工も施してあるので、水没してもすぐに取り出せば影響はない。電源端子なども防水キャップに守られており、キッチンや浴室でも使うことができる。
同日、都内で開催された発表会でシャープ スマートTVシステム事業本部 国内TV事業部の宗俊昭広事業部長は、「テレビ市場全体が緩やかに落ち込んでいるなか、2K解像度でもポータブルテレビ市場だけは年間約13%程度の成長を続けている。カテゴリーとしては“ニッチ”かもしれないが、国内では有望な市場といえる。再参入して選択肢を増やすことで市場を拡大していきたい」と背景を語る。
シャープが5年前に発売したのは、設置場所が自由に選べるワイヤレス液晶テレビ「フリースタイル AQUOS」。ブラウン管時代から変わらないテレビの設置場所を変えるために開発した。しかし、20~60型のラインアップはポータブルとしては大型だったことや初期設定の複雑さなどがハードルになり、市場への定着は難航した。
今回の「AQUOSポータブル」は「フリースタイル AQUOS」で得た知見を反映し、サイズは16型と12型で設計。さらに、製品を買ったら分離型のチューナーをアンテナ端子につなぎ、本体の電源を入れればテレビが見れる、というシンプルな初期設定にした。チューナーとの接続(ペアリング)は、出荷時に済ませている。
市場にはすでに、パナソニックの「プライベートビエラ」や東芝の「レグザ ポータブルテレビ」などがあり、シャープは実質“後発”となる。それでも、「画面の性能を上げて、上からでも下からでも映像が見られるようテレビ向けの液晶を開発した。色味や輝度を調節してテレビの見やすさに特化している。また、軽さにこだわった。ハイエンドモデルは1.36kg。ミドルクラスだと1kg未満。持ち運ぶ以外にも、ぶら下げられるのは強み。軽ければ、いろいろな生活シーンで活躍できる」と宗俊昭広事業部長は期待する。