パナソニックが8月30日に発売する新製品は、キャニスター並の吸引力を備えたコードレススティック掃除機「POWER CORDLESS」だ。素材や構造、バッテリの本数まで見直して同社史上最高の吸引力と最長運転時間を更新した背景には、ユーザーの声があった。
7月20日の新製品発表会で岡内理クリーナー事業総括は「掃除機全体の市場が縮小するなか、コードレススティック掃除機市場は着実に拡大している」と現状を説明。「当社の推定では、現在の掃除機市場全体のうち約4分の1をコードレススティック掃除機が占めている」と述べた。
コードレススティック掃除機のシェアが拡大しているのは、「キャニスターからの乗り換えが多い」(岡内事業統括)からだ。同社の調査では、コードレススティック掃除機のメイン使用率は、サブ使用率を大きく上回る8割超。購入者の約7割以上がキャニスターからの乗り換えだった。パナソニックは、これらの調査結果を受けて「掃除機はキャニスターからコードレススティックへ移り変わっている」と判断し、新製品の開発に乗り出した。
新製品の開発で最も力を入れた部品の一つは、モーターだ。パナソニックが、コードレススティック掃除機の購入者740人を対象に実施した調査では、2014年に41%だった「購入する際に“吸引力の強さ”を重視する割合」が、2017年には67%へ上昇していた。
また、パナソニックのコードレススティック掃除機のイメージ調査では「本体の重量」「小回りが利く」などの機能を推奨するコメントが多かったものの、「吸引力」について批判的なコメントの割合が多かった。この不満を解消するため、大型高速ファンを搭載したハイパワーモーターを新しく開発した。
もう一つの注力した部品は、バッテリだ。ユーザー調査では掃除面積と使用時間が年々増加しており、2018年の平均使用時間は2015年に比べて1.1倍となる17.4分に伸びていた。長時間の使用に堪えるため、一般的には6本しか使わないバッテリを8本に増設。一本当たりの負荷を抑えながら最長65分の運転時間を実現した。
パナソニックの国内掃除機事業は、コードレススティック掃除機やロボット掃除機がけん引する形で成長を続けている。新製品をバネにして2018年には、2014年の販売金額の1.2倍に成長させる目論見だ。
7月20日の新製品発表会で岡内理クリーナー事業総括は「掃除機全体の市場が縮小するなか、コードレススティック掃除機市場は着実に拡大している」と現状を説明。「当社の推定では、現在の掃除機市場全体のうち約4分の1をコードレススティック掃除機が占めている」と述べた。
コードレススティック掃除機のシェアが拡大しているのは、「キャニスターからの乗り換えが多い」(岡内事業統括)からだ。同社の調査では、コードレススティック掃除機のメイン使用率は、サブ使用率を大きく上回る8割超。購入者の約7割以上がキャニスターからの乗り換えだった。パナソニックは、これらの調査結果を受けて「掃除機はキャニスターからコードレススティックへ移り変わっている」と判断し、新製品の開発に乗り出した。
新製品の開発で最も力を入れた部品の一つは、モーターだ。パナソニックが、コードレススティック掃除機の購入者740人を対象に実施した調査では、2014年に41%だった「購入する際に“吸引力の強さ”を重視する割合」が、2017年には67%へ上昇していた。
また、パナソニックのコードレススティック掃除機のイメージ調査では「本体の重量」「小回りが利く」などの機能を推奨するコメントが多かったものの、「吸引力」について批判的なコメントの割合が多かった。この不満を解消するため、大型高速ファンを搭載したハイパワーモーターを新しく開発した。
もう一つの注力した部品は、バッテリだ。ユーザー調査では掃除面積と使用時間が年々増加しており、2018年の平均使用時間は2015年に比べて1.1倍となる17.4分に伸びていた。長時間の使用に堪えるため、一般的には6本しか使わないバッテリを8本に増設。一本当たりの負荷を抑えながら最長65分の運転時間を実現した。
パナソニックの国内掃除機事業は、コードレススティック掃除機やロボット掃除機がけん引する形で成長を続けている。新製品をバネにして2018年には、2014年の販売金額の1.2倍に成長させる目論見だ。