7月19日に発売するスマートロック「Qrio Lock」は、ドアに取り付けるだけで鍵を電動化する「Qrio Smart Lock」の次世代機。取付工事が要らない点は継承しつつ、ユーザーの声を聞き、実際の利便性を考えて、さらに使いやすく進化している。注目すべき進化点は7つだ。
なお、「ハンズフリー解錠」は、一度利用した後、スマホが100m以上離れなければ再度解錠できない設計になってる。そのため、家の中で不意に「Qrio Lock」を近づけても、意図せず開いてしまう心配はない。
「オートロック」は、ドア枠にマグネットセンサーを設置して開閉状態を記憶させると、ドアが閉まったタイミングで自動施錠する仕組み。「Qrio Smart Lock」は、鍵を開けて一定時間後に閉まる仕様だった。
このほか、ユーザーの声で多かったのは、ドアからのはがれやすさだ。「Qrio Smart Lock」は一枚の両面テープで設置しているため、中に空気が入ったまま貼り付けてしまうと、温度によって空気が膨張してはがれやすくなっていた。この課題については、両面テープを4つに分割することで空気を入りづらくし、はがれにくく改善した。本体も約40%軽量化した。
「Qrio Lock」は、自宅のドアの施錠・解錠の履歴が確認できたり、オプション品の「Qrio Hub」と組み合わせて遠隔操作ができたりと、現行機の機能をそのまま引き継いでいる。今後はコンシューマ市場に加えて、民泊や不動産の内見といった法人向けビジネスを強化していくという。ビジネスで活躍すれば、信頼度もさらに上がりそうだ。(BCN・南雲 亮平)
「ハンズフリー解錠」と「オートロック」
大きく進化したのは、スマートフォンを近づけるだけで解錠できる「ハンズフリー解錠」機能を搭載したことだろう。GPSとiBEACONを利用し、スマホが近づいてきたことを感知したら自動で解錠する仕組みになっている。さらに、外出したら自動で施錠する「オートロック」機能も便利だ。現行機は、スマホのアプリを使って解錠操作をしなければならなかった。なお、「ハンズフリー解錠」は、一度利用した後、スマホが100m以上離れなければ再度解錠できない設計になってる。そのため、家の中で不意に「Qrio Lock」を近づけても、意図せず開いてしまう心配はない。
「オートロック」は、ドア枠にマグネットセンサーを設置して開閉状態を記憶させると、ドアが閉まったタイミングで自動施錠する仕組み。「Qrio Smart Lock」は、鍵を開けて一定時間後に閉まる仕様だった。
ユーザーの声でレスポンスと“はがれやすさ”を改善
レスポンスの速度も8倍速くなっており、アプリ操作で即時に動作するようになった。これまではアプリの操作から施錠・解錠まで数秒かかっていたので、ユーザーから「反応速度を向上してほしい」との要望を受けていたという。このほか、ユーザーの声で多かったのは、ドアからのはがれやすさだ。「Qrio Smart Lock」は一枚の両面テープで設置しているため、中に空気が入ったまま貼り付けてしまうと、温度によって空気が膨張してはがれやすくなっていた。この課題については、両面テープを4つに分割することで空気を入りづらくし、はがれにくく改善した。本体も約40%軽量化した。
アプリのUIを一新、オプションでリモコン解錠も
使い勝手の面では、アプリのデザインを一新。ボタンは1つに変更して使いやすく、ドアの状態も一見してわかるようになった。また、家族内にスマホを持っていないユーザーがいることも想定して、リモコン解錠できる「Qrio Key」をオプションとして8月16日に発売する。取り付け可能なドアが増加
設置できるドアも増えた。二つの鍵がついたドアでも、2台を連携させれば一回の操作で同時に解錠が可能。内側に台座のついた鍵にも設置できる。「Qrio Lock」は、自宅のドアの施錠・解錠の履歴が確認できたり、オプション品の「Qrio Hub」と組み合わせて遠隔操作ができたりと、現行機の機能をそのまま引き継いでいる。今後はコンシューマ市場に加えて、民泊や不動産の内見といった法人向けビジネスを強化していくという。ビジネスで活躍すれば、信頼度もさらに上がりそうだ。(BCN・南雲 亮平)