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【実売分析】グラフィックボードが高値推移、1月には前年同月比150%超を記録

データ

2018/06/04 19:30

 家電量販店・オンラインショップの実売データを集計した「BCNランキング」に基づき、チャートやビジュアルでわかりやすく最新の販売動向を示す「monoChart(モノチャート)」から気になるアイテムをピックアップ。今回は、PCパーツのグラフィックボードを取り上げる。

昨年末に平均単価が急上昇 2万5000円台から3万超へ

 グラフィックボードの税別平均単価(2017年5月~18年5月)の推移をみると、17年12月に急上昇し、18年1月以降、3万円を超える高値で推移している。17年5月以降、販売数量も前年比プラスで推移しており、17年5月や17年1月は前年同月比150%を記録。5月も117.0%と、好調を維持している。
 

 メーカー別販売台数シェアの推移をみると、シー・エフ・デー販売が30%前後のシェアを保つなか、4月、5月は台湾のPalit Microsystemsがシェアを拡大し、5月は直近1年間で最高値となる23.21%を記録した。3位はMSI、4位はASUSが続く。
 

 昨年末の急激な単価アップの要因は、PC専門店を中心とした品薄にあるとみられる。また、ゲーミングPC需要もプラスになっているという。グラフィックボードの高値安定は、今後もしばらく続きそうだ。


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。