家電量販店・オンラインショップの実売データを集計した「BCNランキング」によると、一眼レフとミラーレス一眼をあわせたレンズ交換型デジタルカメラ(デジタル一眼)のシリーズ別販売台数ランキングの2018年4月の1位は、キヤノンが3月23日に発売した新製品「EOS Kiss M」でシェアは11.6%だった。
一眼レフの「EOS Kiss X9」もシェア10.1%と1位に肉薄。キヤノンからは、トップ10内に、ほかにも「EOS Kiss X9i」「EOS M100」「EOS Kiss X8i」が入った。
カラーバリエーションや付属品の異なる製品を別々にカウントした機種別ランキングでは、「EOS Kiss X9 ダブルズームキット(SSX9BK-WKIT)」がトップ。1位から4位まですべてをキヤノン製品が占めた。
「EOS Kiss M」はミラーレス Kissシリーズとしては初
キヤノンは08年以降、毎年、レンズ交換型デジタルカメラで年間No.1メーカーの座を獲得。現行ラインアップは、Kissブランド初のミラーレス機「EOS Kiss M」をはじめ、スマートフォン、コンパクトデジカメからステップアップするカメラ初心者層から、プロカメラマン・ハイアマチュアのニーズまで幅広くカバーする。
ちなみに4月は、バリエーションの多い「EOS Kiss M」は、ダブルズームキットのホワイト、同ブラック、EF-M15-45 IS STM レンズキットのブラック、同ホワイト、ダブルレンズキットのホワイト、同ブラック、EF-M18-150 IS STM レンズキットのブラックの順に売れていた。付属レンズ2本のキットはホワイトのほうが人気で、オリンパスのOLYMPUS PENシリーズ同様、女性ユーザーの比率が高そうだ。(BCN・嵯峨野 芙美)