【記者のひとこと】頼むよ、量子

コラム

2018/04/06 10:00

 かゆい、かゆい、かゆい!花粉が猛威を振るっています。とくに目がかゆいのですが、ひとたび掻いてしまえば、ますますかゆみが強まってしまい、もう大変。目玉を取り出して洗いたい気持ちになります。飲み薬はもちろん、目薬、点鼻薬、うがい薬まで服用したうえで、外出時はマスクを着用している私ですが、症状はいっこうに治まらず。仕事も集中しにくくて、労働生産性は明らかに低下。心が休まるのは、花粉がない浴室で湯船につかって顔をうずめているときだけです。

 日本の花粉症患者数は3000万人といわれています。これほどの異常事態に陥っているのに、どうして政府はスギ花粉の撲滅という抜本的解決に本気で取り組まないのか。これには、いろいろな要因や利害関係があるようですね。この調子だと、あと何十年、耐えなければならないのか。先が思いやられます。

 花粉撲滅が期待できないのであれば、あとは効き目抜群の特効薬の誕生に望みをかけるのみ。医薬品の開発効率を飛躍的に向上させる量子コンピュータの発展に期待したいところです。(真鍋武)

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