PS VRを1万円値下げ、シェア拡大の兆し

販売戦略

2018/03/29 18:00

 ソニー・インタラクティブエンタテイメント(SIE)は3月29日から、PlayStation4用バーチャルリアリティシステム「PlayStation VR PlayStation Camera同梱版」(PS VR)の税別価格を従来の4万4980円から3万4980円に値下げする。


2017年10月発売の「PlayStation VR PlayStation Camera同梱版」

 2016年10月に発売して以来、PS VR用ソフトが数多く登場している。今後も、KONAMIの「実況パワフルプロ野球2018」や、ワンピース初のPS4専用VRコンテンツ「ONE PIECE GRAND CRUISE」(バンダイナムコエンターテインメント)など、有名タイトルを投入する予定だ。
 

 家電量販店・オンラインショップの実売データを集計した「BCNランキング」によると、今回値下げされる「PS VR」は初代機から5000円値下げされ、話題になった。発売月の17年10月には、VR・ARゴーグルの月間販売台数シェアで7割近いシェアを獲得している。18年2月には25.0%まで落ち着いているが、値下げ施策でさらにシェアを伸ばすことになりそうだ。


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。