アマゾンが渋谷ヒカリエでファッションショー

経営戦略

2018/03/20 16:30

 アマゾンジャパンは3月19日から24日まで、東京・渋谷の複合施設「渋谷ヒカリエ」などでファッションショー「Amazon Fashion Week TOKYO」を開催している。


3月24日まで開催中

 特別企画では、東京発の若手デザイナーやブランドを育成する目的で第3回目となる“AT TOKYO”プログラムを実施。「AMBUSH」「mame」「NEIGHBORHOOD」「TTT_MSW」といったブランドにとっては東京初のショーを開催している。将来のファッション業界でグローバルに活躍する人材にもショーを見てもらおうと、ファッションやデザイン関係の専門学校から数百人の学生を招待する。

 アマゾンではファッションを急成長分野と位置付け、「Amazon Fashion」によを展開。試着できないというECの弱点を、無料の色・サイズ交換や、試着後でも最大30日間無料で返品できるフィッティングサービスなどでカバーしている。

 また、2018年3月には、世界4番目として、品川シーサイドに高精細な写真撮影や大規模なスケールでビデオ撮影ができる総面積7500m2のスタジオ「Amazon Fashion 東京 撮影スタジオ」をオープン。このスタジオで制作した写真や動画によってサイト上でカラー、カッティング、サイズ感やテクスチャーなどを確認しやすくし、買い物体験を向上させる。

 ファッション業界のネット通販市場を巡っては、専業ネット通販の「zozotown」が伸縮センサを内蔵し、スマートフォンをかざすだけで個人ごとのサイズを自動採寸できる「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」を無料配布するなど、配送スピードや無料返品サービスのほかにも、最新テクノロジーを活用した競争が加速している。