ヤフーは1月24日、新執行体制への移行と社長交代を発表した。6月の株主総会での承認を経て正式決定する。同日、開催した記者会見には、新しく代表取締役社長CEO(最高経営責任者)に就任する川邊健太郎氏(現・副社長執行役員COO=最高執行責任者)と、代表権のない取締役会長に就任する宮坂学氏(現・社長CEO)が登壇し、今回の新執行体制の狙いや今後のビジョンなどについて語った。
新社長CEOに就任する川邊健太郎氏(右)と取締役会長になる宮坂学氏
川邊氏は「43歳での就任。(50歳の宮坂氏から)7歳若返る。新しい経営陣は、社会に出た時はインターネットを使いこなしていたインターネット世代。若さが強みになる」と経営体制の若返りと、CEOとCOOの統合で迅速な意思決定ができることを強調した。
ヤフー創業2年目の97年6月に、53番目の社員として入社した宮坂氏は、2012年6月に社長CEOに就任。月間総PV数に対するスマートフォンの比率を、11年第4四半期の平均11%から17年第2四半期の平均63%に引き上げ、ヤフーを「PCの会社」から「スマートフォンの会社」にした。
さらに、新たな挑戦として2018年度(2019年3月期)からは、「スマートフォンの会社」に加えて「データの会社」になることを目指し、新たなリーダーとして川邊健太郎氏を抜擢する人事を決定した。
宮坂氏は代表権のない取締役会長に就き、経営の管理・監督に注力する。また、1月18日に設立した新会社「Z(ゼット)コーポレーション」の社長に4月1日付で就任する。
現社長の宮坂氏は新規事業に挑戦する
会見で宮坂氏は、「若い人は成功体験をつくるのが仕事であるのに対し、ベテランは失敗のリスクが大きい仕事に取り組んでいくべきだ。Yの次はZ。Yahoo!でやれない、やらなかったことをやっていきたい」と語った。具体的な事業内容については「意志ありき」で募る仲間と詰めていく。
新社長CEOに就任する川邊健太郎氏(右)と取締役会長になる宮坂学氏
社員と近い年齢に若返りを図り、新たな挑戦に取り組む
新執行体制として、CEOとCOOを統合し、ワントップで迅速な意思決定と執行を行う。社員と近い年齢に若返りを図り、選任した常務執行役員と共に、新たな挑戦と事業の拡大・成長に取り組む。川邊氏は「43歳での就任。(50歳の宮坂氏から)7歳若返る。新しい経営陣は、社会に出た時はインターネットを使いこなしていたインターネット世代。若さが強みになる」と経営体制の若返りと、CEOとCOOの統合で迅速な意思決定ができることを強調した。
ヤフー創業2年目の97年6月に、53番目の社員として入社した宮坂氏は、2012年6月に社長CEOに就任。月間総PV数に対するスマートフォンの比率を、11年第4四半期の平均11%から17年第2四半期の平均63%に引き上げ、ヤフーを「PCの会社」から「スマートフォンの会社」にした。
さらに、新たな挑戦として2018年度(2019年3月期)からは、「スマートフォンの会社」に加えて「データの会社」になることを目指し、新たなリーダーとして川邊健太郎氏を抜擢する人事を決定した。
宮坂氏は代表権のない取締役会長に就き、経営の管理・監督に注力する。また、1月18日に設立した新会社「Z(ゼット)コーポレーション」の社長に4月1日付で就任する。
現社長の宮坂氏は新規事業に挑戦する
会見で宮坂氏は、「若い人は成功体験をつくるのが仕事であるのに対し、ベテランは失敗のリスクが大きい仕事に取り組んでいくべきだ。Yの次はZ。Yahoo!でやれない、やらなかったことをやっていきたい」と語った。具体的な事業内容については「意志ありき」で募る仲間と詰めていく。