シャープがAndroid搭載スマートフォンで、メーカー別シェアNo.1に躍り出た。7月に発売した「AQUOS R」の好調な売れ行きが、トップ獲得の主な要因だ。残る下半期もそのまま走り切るため、シャープは「AQUOS」シリーズに「AQUOS R compact」や「AQUOS sense」、SIMフリーモデルの「AQUOS sense lite」を加え、さらなる攻勢をかける。
Android搭載スマホ市場で好調なシャープはさらなる伸びを見込んで、スマートフォン「AQUOS」シリーズに、同社の培ってきたノウハウを惜しみなく注ぎ込んで開発した新たな端末を投入する。注目は、販売中のフラグシップモデル「AQUOS R」と、スタンダードモデル「AQUOS sense」、12月下旬に発売するコンパクトモデル「AQUOS R compact」の3機種だ。
スマートフォン「AQUOS」シリーズ
全機種とも、シャープ「AQUOS」シリーズの特徴である「IGZO液晶ディスプレイ」を搭載し、明るく鮮やかな画面表示やパワフルなバッテリの持ち、なめらかな操作性を実現。端末を手で持ちやすいよう、側面にエッジ加工を施している。学習して自ら役立つ情報を声で知らせてくれるAI「エモパー」も健在だ。
持ったときに指で端末をしっかりつかめるエッジがついている
ハイエンドモデル「AQUOS R」には、フルHDの1.8倍の画素数を持つ5.3インチWQHDディスプレイを採用。高精細で色再現性に優れ、白とび・黒潰れを防いで濃淡をはっきりさせるHDR再生に対応する。
「AQUOS R」に搭載されている「ハイスピードIGZO液晶ディスプレイ」は、画質だけでなく、操作性も優れている。電子ノイズが少なくタッチ操作を正確に検出でき、120Hz駆動を誇るリフレッシュレート性能で激しい動きを滑らかに表示する。
従来の液晶と「ハイスピードIGZO液晶ディスプレイ」の性能比較
性能を実感しやすいのは、普段のブラウザやSNSなど、画面スクロールをともなう文字や写真の閲覧時。文字の残像を抑えてなめらかに表示するため、文字がくっきりと読み取ることができ、目も疲れにくい。
フラグシップモデル「AQUOS R」
プレミアムコンパクトモデル「AQUOS R compact」は、120Hz駆動の「ハイスピードIGZO液晶ディスプレイ」搭載はもちろんのこと、表示領域にあわせた自由な形状のディスプレイを設計できるフリーフォームディスプレイを初めて採用したことが大きな特徴。インカメラの両脇までディスプレイになっており、画面が広く使え、撮影時には視点を集めるためのガイドが表示されたりする。
コンパクトモデル「AQUOS R compact」
コンパクトで大画面を実現できた要因は他にもある。シャープが以前から取り組んでいた狭額縁デザイン「EDGEST」を、さらに進化させた「EDGEST fit」を採用しているためだ。本体サイズの小型化と画面の拡大を両立し、コンパクトな本体ながら4.9インチでフルHD+(プラス)の表示が可能になった。
コンパクト化を図りつつ、画面サイズを拡大。インカメラのセルフタイマー機能で撮影する際には、
レンズに視線を誘導するガイドが表示される(画面では端末上部の青い円)
「AQUOS sense」はスタンダードモデルながら、AQUOSらしさを大切にしつつ、使いやすさを追求。5.0インチフルHDのIGZO液晶ディスプレイや、持ちやすさ、操作感度の高さといった「AQUOS」の基本性能はしっかり押さえている。さらに、液晶テレビ「AQUOS」の技術を活用した「リッチカラーテクノロジーモバイル」で色鮮やかに表現する。また、コストパフォーマンスを追求する消費者向けに、MVNOのSIMカードと組み合わせて利用できる、SIMフリーモデルの「AQUOS sense lite」も展開している。
スタンダードモデル「AQUOS sense」
本体にはキャップレス防水構造を採用し、水回りでも気軽に使える防水性能を表すIPX5/8に対応。水濡れに強いIGZOとタッチパネルで、画面に水滴がついてもスムーズに動作する。加えて、砂場に落としても安心なIP6Xの防塵機能を備える。
画面に水滴がついても操作できる
ケースの豊富さも、端末選びのポイント。そこでシャープは、今年の秋から「DESIGN FOR AQUOS」と題して、サードパーティーと連携して「AQUOS」用ケースのラインアップを拡充。ケースの上蓋の上からなぞった部分の画面だけ見える純正のケースも開発した。同社の技術を駆使して生み出した最新端末とそれらを支援するスマホケース群で、17年末の商戦をどのように駆け抜けるのか、目が離せない。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
期待を背負った新製品、シャープの強みをトコトン生かす
全国の家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」で、今年下半期のAndroid搭載スマートフォンのメーカー別販売台数シェアをみると、17年7月~10月の累計で、シャープのシェアは19.1%。2位のソニーモバイルコミュニケーションズに1.2ポイントの差をつけ、トップに立つ。Android搭載スマホ市場で好調なシャープはさらなる伸びを見込んで、スマートフォン「AQUOS」シリーズに、同社の培ってきたノウハウを惜しみなく注ぎ込んで開発した新たな端末を投入する。注目は、販売中のフラグシップモデル「AQUOS R」と、スタンダードモデル「AQUOS sense」、12月下旬に発売するコンパクトモデル「AQUOS R compact」の3機種だ。
スマートフォン「AQUOS」シリーズ
全機種とも、シャープ「AQUOS」シリーズの特徴である「IGZO液晶ディスプレイ」を搭載し、明るく鮮やかな画面表示やパワフルなバッテリの持ち、なめらかな操作性を実現。端末を手で持ちやすいよう、側面にエッジ加工を施している。学習して自ら役立つ情報を声で知らせてくれるAI「エモパー」も健在だ。
持ったときに指で端末をしっかりつかめるエッジがついている
ハイエンドモデル「AQUOS R」には、フルHDの1.8倍の画素数を持つ5.3インチWQHDディスプレイを採用。高精細で色再現性に優れ、白とび・黒潰れを防いで濃淡をはっきりさせるHDR再生に対応する。
「AQUOS R」に搭載されている「ハイスピードIGZO液晶ディスプレイ」は、画質だけでなく、操作性も優れている。電子ノイズが少なくタッチ操作を正確に検出でき、120Hz駆動を誇るリフレッシュレート性能で激しい動きを滑らかに表示する。
従来の液晶と「ハイスピードIGZO液晶ディスプレイ」の性能比較
性能を実感しやすいのは、普段のブラウザやSNSなど、画面スクロールをともなう文字や写真の閲覧時。文字の残像を抑えてなめらかに表示するため、文字がくっきりと読み取ることができ、目も疲れにくい。
フラグシップモデル「AQUOS R」
プレミアムコンパクトモデル「AQUOS R compact」は、120Hz駆動の「ハイスピードIGZO液晶ディスプレイ」搭載はもちろんのこと、表示領域にあわせた自由な形状のディスプレイを設計できるフリーフォームディスプレイを初めて採用したことが大きな特徴。インカメラの両脇までディスプレイになっており、画面が広く使え、撮影時には視点を集めるためのガイドが表示されたりする。
コンパクトモデル「AQUOS R compact」
コンパクトで大画面を実現できた要因は他にもある。シャープが以前から取り組んでいた狭額縁デザイン「EDGEST」を、さらに進化させた「EDGEST fit」を採用しているためだ。本体サイズの小型化と画面の拡大を両立し、コンパクトな本体ながら4.9インチでフルHD+(プラス)の表示が可能になった。
コンパクト化を図りつつ、画面サイズを拡大。インカメラのセルフタイマー機能で撮影する際には、
レンズに視線を誘導するガイドが表示される(画面では端末上部の青い円)
「AQUOS sense」はスタンダードモデルながら、AQUOSらしさを大切にしつつ、使いやすさを追求。5.0インチフルHDのIGZO液晶ディスプレイや、持ちやすさ、操作感度の高さといった「AQUOS」の基本性能はしっかり押さえている。さらに、液晶テレビ「AQUOS」の技術を活用した「リッチカラーテクノロジーモバイル」で色鮮やかに表現する。また、コストパフォーマンスを追求する消費者向けに、MVNOのSIMカードと組み合わせて利用できる、SIMフリーモデルの「AQUOS sense lite」も展開している。
スタンダードモデル「AQUOS sense」
本体にはキャップレス防水構造を採用し、水回りでも気軽に使える防水性能を表すIPX5/8に対応。水濡れに強いIGZOとタッチパネルで、画面に水滴がついてもスムーズに動作する。加えて、砂場に落としても安心なIP6Xの防塵機能を備える。
画面に水滴がついても操作できる
ケースの豊富さも、端末選びのポイント。そこでシャープは、今年の秋から「DESIGN FOR AQUOS」と題して、サードパーティーと連携して「AQUOS」用ケースのラインアップを拡充。ケースの上蓋の上からなぞった部分の画面だけ見える純正のケースも開発した。同社の技術を駆使して生み出した最新端末とそれらを支援するスマホケース群で、17年末の商戦をどのように駆け抜けるのか、目が離せない。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。