「iPhone X」の発売日渡し分が前日まで受け付けていた!?

販売戦略

2017/11/02 20:01

 いよいよ明日の11月3日に迫った「iPhone X」の発売。家電量販店の店頭やウェブ、キャリアショップ、Apple Storeでは10月27日の16時01分から予約受付を開始し、発売日の当日受け渡し分は瞬時に埋まった。ところが、ヨドバシカメラのマルチメディアAkibaでは、NTTドコモの「iPhone X」のシルバー(64GB)が発売前日の11時37分まで、発売日渡し分の予約ができていたことがわかった。


ヨドバシカメラAkibaの発売日の受け渡し状況

 表はヨドバシカメラのネット通販サイト「ヨドバシ・ドット・コム」で発表された、11月2日13時時点における発売日渡し分の入荷状況を示したもの。この時点で、ビックカメラなどのウェブでは発表されていなかったので、ヨドバシの発表は早かった。

 この表を見る限り、マルチメディアAkibaでの発売日受け渡し分について、スペースグレイ(256GB)は受付開始から各キャリアとも数分で完売していたようだが、NTTドコモ用のシルバー(64GB)は発売前日まで受け付けていたことになる。
 

いよいよ明日発売になる「iPhone X」。ヨドバシカメラでは朝の8時から販売する

 5.8インチのOLED(有機EL)ディスプレイ搭載や画面下部のホームボタンがなくなったこと、3D顔認証機能「Face ID」など、これまでのiPhoneとはデザインや機能が大きく変わった「iPhone X」は、64GBが11万2800円、256GBが12万9800円(税別・Apple Storeでの販売価格)と高額ながら、「iPhone 8」や「iPhone 8 Plus」の初速の販売動向が振るわないことから、「X待ち」のユーザーが多いのではとの観測が根強い。

 「iPhone 8」や「iPhone 8 Plus」の販売台数が例年に比べて低調であることは、家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」でも明らかになっている。

 だが、ヨドバシカメラの予約状況を見る限り、「iPhone X」のなかでも人気の濃淡があるようだ。