ヤマダ電機がEV事業に参入、FOMMと資本業務提携を発表

経営戦略

2017/11/01 17:26

 ヤマダ電機は10月31日、小型電気自動車・パーツを開発するFOMMと資本業務提携し、電気自動車(EV)事業に参入すると発表した。


10月25日~11月5日で開催されている「東京モーターショー2017」でも盛況だったEV

 本業の家電販売とは異なる新事業に注力するヤマダ電機が、次に選択したのは、世界的に盛り上がりをみせているEV事業だ。神奈川県川崎市に本社を置くFOMMに出資し、低価格の小型EVを全国の店舗とECサイトで販売する。

 FOMMは2013年に設立したベンチャー企業で、14年には世界最小クラス4人乗りEV「FOMM CONCEPT One」を発表。水に浮き、災害時には水面でも移動できることを特徴としている。
 

FOMMが2014年に発表した超小型EV「FOMM CONCEPT One」

 ヤマダ電機はEVを「21世紀の新しい家電」と位置づけ、店舗でのバッテリチャージング、カーシェアリング、スマートハウス事業と融合させることで、次世代のモビリティビジネスの創造を目指す。(BCN・大蔵 大輔)