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日立マクセルとI・Oデータが資本提携、成長事業でビジョンが一致

 日立マクセルとアイ・オー・データ機器(I・Oデータ)は、8月25日、資本・業務提携と第三者割当引受による日立マクセルのI・Oデータ株式取得を発表した。


日立マクセルがI・Oデータに約8億円の出資

 エネルギーや産業用部品、電化製品など、幅広い分野で事業を展開する日立マクセルは、「自動車」「住生活・インフラ」「健康・理美容」の3分野を成長事業に据える。一方、I・OデータはPCを中心にデジタル機器の周辺機器分野で高い国内シェアを獲得しており、近年はIoTを軸に関連市場にその土俵を広げている。

 今回の業務提携は、両社の価値観が一致する成長分野における事業機会の創出が目的だ。相互の製品やサービスのミックス、次世代製品・サービスの共同開発、コンシューマ向け製品の間接業務の共用が提携の検討範囲となる。

 第三者割当引受によって日立マクセルが取得する株式は74万株(約8億円)で、9月11日付で買い取る。取得後の持株比率は4.99%になる見通しだ。I・Oデータは取得資金を現在進行中の基幹情報システム導入の設備投資に充当するとしている。