過去最高を記録、Amazonプライムデー 2017の成果

販売戦略

2017/07/13 17:00

 総合オンラインストアのAmazon.co.jpは7月12日、7月10日18時~11日23時59分の30時間にわたって実施したAmazonプライム会員限定のセールイベント「Amazonプライムデー 2017」の注文数が日本で過去最高を記録したと発表した。


過去2回を上回る注文数を記録した

 日本では3回目となる今年は、これまで24時間だった開催時間を30時間に延長。六本木には、Amazonプライムの特典・サービスを体験できるポップアップストアを3日間の期間限定でオープンし、4000名以上が来場した。
 

六本木のメルセデス・ベンツ コネクションに期間限定でオープンしたポップアップストア

 セール期間中、数十万点以上の幅広いカテゴリのアイテムを大幅に値下げして販売。今回のプライムデーで最も売れたAmazonデバイスは、通常4980円のところ、1500円オフの3480円で販売した「Fire TV Stick」。Amazonデバイス以外のアイテムでは、ザパスの「プロテイン」が最も多く売れた。
 

「Fire TV Stick」とザパスの「プロテイン」の商品詳細ページ(現在の通常価格に戻っている)

 目玉商品としていたプライムデー限定販売の「The new Mercedes-AMG E 63 S 4MATIC+ 50万円プリペイドコード 車両購入成約の場合サーキットでのスペシャル体験付き(車両本体1774万円+エクスクルーシブパッケージ代50万円)」にも注文があったという。

 正確な数字は公開していないが、6月に年会費3900円のプランに加え、月会費400円のプランが加わったことで、プライム会員になるハードルが下がり、例年以上に多くのユーザーが参加したようだ。なお、「プライムデー」の開催に先立ち、日本での特別キャンペーンとして、6月30日から7月2日まで、新規申込み者の年会費を、セール価格の2900円に引き下げていた。

 アマゾンジャパンの紣川謙バイスプレジデント プライム統括事業本部長は、今年のプライムデーを振り返り、「『Amazonプライムを使えば使うほど、お金と時間を節約できる』、『Amazonプライム会員にならないなんて考えられない』とお客様に感じていただけるよう、プライムの価値を高めていきたい」とコメントしている。(BCN・大蔵 大輔)