上新電機の17年3月期決算は減収増益、3年後の売上高4050億円を目指す中計発表
上新電機は5月11日、2017年3月期(16年4月~17年3月)の連結決算を発表した。売上高は3743億8700万円(前期比99.6%)、営業利益は79億8200万円(101.8%)、経常利益は80億5000万円(103.2%)、当期純利益は51億9000万円(119.1%)で、減収増益だった。あわせて向こう3年間の新中期経営計画を発表し、関西と中部・首都圏に集中した店舗網拡大方針を明確化した。
商品カテゴリ別では、冷蔵庫(売上高の前期比103.0%)、洗濯機・クリーナー(103.3%)、エアコン(106.5%)が伸びた一方、テレビやデジタルカメラ、PC周辺機器などのAV・情報系の販売は減少した。全体では売り上げが減少したものの、粗利率を前年の22.5%から23.0%へ改善し増益を達成した。期末時点の店舗数は出店8店、閉店6店で227店となった。
今期の業績予想は売上高3850億円(前期比102.8%)、営業利益90億円(122.7%)、経常利益90億円(111.8%)、当期純利益53億円(102.1%)としている。
また、同社は決算短信とあわせて、20年3月期を最終年度とする3カ年の新中期経営計画「JT-2020経営計画」を発表。具体的な店舗施策として「地域一番店となる大型旗艦店舗の開発」「人口集積地におけるコストバランスを意識した中小型店の開発」「賑わいのある施設への出店アプローチ強化」の3点を挙げている。出店地域は「関西を中心に東海・首都圏・北信越」としており、全国への拡大ではなく既に地盤のあるエリアでの店舗網強化を指向する。
20年3月期の業績目標は、売上高4050億円(17年3月期比108.2%)、営業利益110億円(137.8%)、経常利益110億円(136.6%)、当期純利益60億円(115.6%)としている。(BCN・日高 彰)
商品カテゴリ別では、冷蔵庫(売上高の前期比103.0%)、洗濯機・クリーナー(103.3%)、エアコン(106.5%)が伸びた一方、テレビやデジタルカメラ、PC周辺機器などのAV・情報系の販売は減少した。全体では売り上げが減少したものの、粗利率を前年の22.5%から23.0%へ改善し増益を達成した。期末時点の店舗数は出店8店、閉店6店で227店となった。
今期の業績予想は売上高3850億円(前期比102.8%)、営業利益90億円(122.7%)、経常利益90億円(111.8%)、当期純利益53億円(102.1%)としている。
また、同社は決算短信とあわせて、20年3月期を最終年度とする3カ年の新中期経営計画「JT-2020経営計画」を発表。具体的な店舗施策として「地域一番店となる大型旗艦店舗の開発」「人口集積地におけるコストバランスを意識した中小型店の開発」「賑わいのある施設への出店アプローチ強化」の3点を挙げている。出店地域は「関西を中心に東海・首都圏・北信越」としており、全国への拡大ではなく既に地盤のあるエリアでの店舗網強化を指向する。
20年3月期の業績目標は、売上高4050億円(17年3月期比108.2%)、営業利益110億円(137.8%)、経常利益110億円(136.6%)、当期純利益60億円(115.6%)としている。(BCN・日高 彰)