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ソフマップ秋葉原本館の最終営業は5月31日、アキバ各店へ移転

販売戦略

2017/05/12 08:00

 ソフマップ秋葉原本館が、5月31日をもって営業を終了し、売り場を秋葉原地区の既存各店へ移転することが決定した。すでにWebサイトや店頭に案内を掲示している。6月中を目処にビックカメラ店舗として再オープンする予定。


5月31日をもって移転することが決まったソフマップ秋葉原本館

 ビックカメラグループでは、傘下のソフマップに関して不採算店の整理を進めており、今年は1月から2月にかけてビックカメラ店内のインショップ型店舗を5店閉店したほか、すでに大阪の梅田店を閉店、日本橋店を閉鎖し、なんば店ザウルスへ移転している。最も多くの店舗を出店している秋葉原地区では、複数の店に分散していた売り場の集約・再編を実施。年初に9店舗あった店舗数は、秋葉原本館の閉店で5店舗に削減する。

 6月以降、秋葉原本館で扱っていた商品の販売は、ゲームや音楽・映像ソフトなどはアキバソフマップ1号店へ、PC本体、デジタルカメラ、スマートフォンなどはリユース総合館へ、Apple製品はMac Collectionへ、免税品はアミューズメント館へ引き継がれる。現在のところ、移転先としてはこれら既存各店を活用する方針で、新規物件への移転は予定していない。
 

6月以降の売り場移転先

 秋葉原地区での集約・再編は、近隣店舗間での売り場の重複を減らし、各店舗の専門性と効率を高めることが目的。ビックカメラグループが4月に開催した2017年8月期第2四半期決算説明会で、ビックカメラの宮嶋宏幸社長は「営業を続ける店舗は、独自の魅力をもつ専門性の高い店舗になることから、減少する売り場面積ほど売り上げへの影響はないと考えている」とコメントしている。(BCN・日高 彰)