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ファーウェイがタブレットでもシェアトップに浮上、月次でASUS、Appleを抜く

 家電量販店・ネットショップの実売データを集計した「BCNランキング」によると、ファーウェイは、今年に入り、SIMフリースマートフォンと、SIMフリーのAndroidタブレットの2つのジャンルで、多数の競合を抑え、トップを走っている。

 2016年7月以降、Wi-Fiモデルを含む、タブレット端末全体でもシェアを拡大。今年2月には、ASUSを抜き、2位に浮上。翌3月は、Appleを1.0ポイント上回るシェア26.2%を占め、タブレットカテゴリでは初めて月間1位を獲得した。4月は2位に後退したが、シェアは23.9%と、依然として2ケタ台を保っている。
 

初心者から買い替えまで幅広くキャッチアップ

 今回の逆転劇の要因は、ドコモブランドの「dtab Compact d-02H」と、自社ブランド「MediaPad」シリーズの売れ行き好調が重なったこと。初心者から買い替えまで、幅広いニーズをつかんだ。
 

 「MediaPad」シリーズで、3月に最も多く売れた「HUAWEI MediaPad T2 8 Pro」は、解像度1920×1200、約8インチのIPS液晶ディスプレイを搭載し、薄くて軽く、片手でも持ちやすいコンパクトモデル。外出先や移動中に使うモバイル用途に適している。ファーウェイオンラインストアの税込み価格は、Wi-Fiモデルが1万9224万円、LTE対応モデルが2万4624円。
 

ムダをそぎ落としたシンプルなデザインの「HUAWEI MediaPad T2 8 Pro」

 ドコモユーザーなら月額980円、非ドコモユーザーでも月額1750円でスポーツ映像が見放題となる「DAZN for docomo」をはじめ、最近、増えている動画配信サービスを試してみたいなら、一般的な7~8インチより一回り大きな約8.4インチのIPS液晶ディスプレイを搭載した上位機種「HUAWEI MediaPad M3」に注目だ。
 

無料のインターネットテレビ局「AbemaTV」をプリインストールするなど、
よりエンタメ用途に特化した「HUAWEI MediaPad M3」(左から、シルバー、ゴールド)

 細かい文字もきれいに読める、高解像度2560×1600の美しい画面に加え、harman/kardonが音響チューニングを施したスピーカーと独自のサラウンド技術「HUAWEI SWS 3.0」を組み合わせ、ダイナミックな「極上の音」を追求。自宅でゆっくり、動画やゲームなどのエンタテインメントコンテンツを楽しむ用途にフィットする。

 さらに、LTE対応モデルだけ、ストレージ容量を2倍に増やし、「HUAWEI MediaPad M3」専用のAKG製イヤホンが付属する「プレミアムモデル」を設定。ファーウェイオンラインストアの税込み価格は、スタンダードモデルの3万4538円(Wi-Fiモデル)、4万824円(LTE対応モデル)に対し、プレミアムモデルは4万6224円。さすがにWi-Fiモデルとの差額は約1万円と大きいが、SIMフリーなので追加のコストは発生せず、イヤホン目当てにプレミアムモデルを選んでも損はない。
 

Harman KardonやAKGといった世界有数のオーディオメーカーとパートナーシップもファーウェイの強み

手頃な価格で高クオリティ 「Nexus 7」の再来なるか

 「MediaPad」シリーズの8インチモデルは、2012~13年にかけてヒットし、ロングセラーとなった「Nexus 7」からの買い替えも多いとみられる。7インチから8インチにサイズアップし、画素数もアップして、より見やすくなり、キビキビと動作する。

 グレードは異なるものの、実売約1万円の「dtab Compact d-02H」でも、ファーウェイ独自のサラウンド技術やステレオスピーカー、大容量バッテリを搭載し、「HUAWEI MediaPad T2 8 Pro」や「HUAWEI MediaPad M3」なら、さらにハイスペック。人気の理由は、2台目として買いやすいこなれた価格と、価格以上の高いクオリティにありそうだ。


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。