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エディオンが2016年度経常利益予想を下方修正、純利益は前年比倍増へ

経営戦略

2017/05/08 19:07



 エディオンは5月8日、2016年度通期(2016年4月~2017年3月)の連結業績予想を下方修正した。昨年11月の前回予想で7000億円としていた売上高は6744億円に、同じく営業利益は185億円から152億円に、経常利益は192億円から160億円になる見込みと発表した。“実質0円”販売を抑制する総務省ガイドラインの影響で携帯電話の販売が不振だったことを理由としている。法人税等調整額の計上により、当期純利益は前回予想を大幅に上回る131億円を見込んでいる。

 同社では昨年11月、高付加価値商品の販売好調、経費削減による利益率の改善を理由に、営業利益・経常利益・当期純利益の各予想を上方修正していたが、一転して前年同期から減収、営業・経常減益の見込みとなった。

 また、「一部営業店舗について収益性が低下している」(同社)ことから固定資産の減損を実施し、36億1200万円を特別損失として計上する。一方、繰延税金資産を58億8600万円追加計上した。これに伴う同額の法人税等調整額を計上したことから、当期純利益は昨年11月の予想比145.6%、前年同期の実績比で217.5%の大幅増益見込みとなった。

 同社は5月9日に2016年度通期の連結決算を発表する。(BCN・日高 彰)