<Product History>シャープ プラズマクラスター冷蔵庫 SJ-TF49C

売るヒント

2017/04/21 08:00

 2016年10月にシャープが発表した「COCORO+(ココロプラス)」は、さまざまな家電カテゴリを横断したAIoT(モノの人工知能化)推進プロジェクトだ。モバイル型ロボット電話、スマートフォン、液晶テレビ、ウォーターオーブン、エアコンと矢継ぎ早にリリースし、3月に第6弾として、IoT機能を搭載する「プラズマクラスター冷蔵庫 SJ-TF49C」を発表した。

取材・文/大蔵 大輔、写真/大星 直輝

 「接触機会が多い」「使用時間が規則的」という冷蔵庫の性質に注目し、重視したのは情報を提供するタイミングだ。ドアの開閉や買い物メモの情報から生活リズムを学習し、ちょうどよいタイミングでユーザーに働きかける。AIoTはシャープの造語で、「AI」+「IoT」を指す。
 
 

点灯時はピンクで光る「COCORO+」マーク

 ドア部の「COCORO+」マーク点灯時に、タッチもしくは話しかけることで、冷蔵庫が時間帯に最適な情報を提供してくれる。
 

 冷蔵庫に登録した食品から献立を提案。食材ロス防止にも効果的。アプリ「COCORO KITCHEN」と連携し、レシピを確認することもできる。
 

 定期購入食材は適切なタイミングで購入を促す。適時、音声で冷蔵庫に買い物メモを登録することも可能で、外出時にはアプリでチェックできる。
 

 コミュニケーションアプリ「ココロボ~ド」やヤフーが提供するアプリ「myThings」と連携。翌日の天気やスケジュールなどお役立ち情報を提供する。

◇想いを語る人
シャープ IoT通信事業本部 IoTクラウド事業推進センター
プロダクトマーケティング部 主任 松岡晶子氏

 

<詳細記事>
・シャープのIoT冷蔵庫、持ち腐れしない機能でワーキングママ狙う
 
※『BCN RETAIL REVIEW』2017年5月号から転載