「AWE2017」パナソニックのスマートキッチンが中国で人気
【中国・上海発】3月9日から11日まで中国・上海で開催された中国家電世界博覧「Appliance & Electronics World Expo 2017(AWE2017)」では、日本の家電メーカーとしてパナソニックが広いブースを確保し、目立っていた。
「AWE2017」に出展したパナソニックのブース
4月1日付で中国の家電事業の企画・開発から製造、販売まで一貫で統括する「パナソニックAPチャイナ」を設立し、トップに中国人幹部を起用すると一部メディアが報じたように、中国事業をさらに強化するパナソニックの姿勢は「AWE2017」の会場でも感じられた。
中国では共働き世帯が多く、外食する家庭が多いが、最近では油の少ない料理など健康管理を意識した「内食」が増えているという。「AWE2017」でもヘルスケアを意識した家電が多く展示されており、パナソニックは、ターゲットとする富裕層向けに、「少し先の暮らし」としてスマートキッチンのデモを実施。2016年10月の「CEATEC JAPAN 2016」で披露したデモは、中国でも人気だった。
スマートキッチンのデモでは、透明ディスプレイに話しかけると料理人が表示され、調理方法をアドバイス。「SAKE&WINEセラー」は、庫内の酒やワインを最適な温度で管理しながら、それぞれの酒にあった料理のレシピなどを提案する。
料理人が料理の作り方をサポートする「透明ディスプレイ」(左)と「SAKE&WINEセラー」
センサーを内蔵したテーブルに、出来上がった料理を置くと、照明が変わると同時に天井のスピーカーから音楽が流れ、棚の引戸に組み込まれた透明ディスプレイには、リラックスできる映像が流れる。普段は、棚の上に置いた置物を鑑賞して楽しみ、必要なときに映像が浮かび上がるという新しい空間の提案だ。
テーブルに料理が載った皿を置くと、光と音楽で演出する
必要なときだけ映像を映し出す
インターネットにつながるクラウドやIoT(モノのインターネット)を駆使したスマート家電は、ハイアールや美的(Midea)でも大々的にアピールしていたが、外出先から家電を制御したり、ロボットに話しかけると照明のスイッチを消したり入れたりしてくれるなど、実用面では模索している様子が見受けられた。
パナソニックは日本メーカーならではの品質と洗練されたデザインで、中国の富裕層向けに刺さるスマートキッチンを提案していく。(BCN・細田 立圭志)
「AWE2017」に出展したパナソニックのブース
4月1日付で中国の家電事業の企画・開発から製造、販売まで一貫で統括する「パナソニックAPチャイナ」を設立し、トップに中国人幹部を起用すると一部メディアが報じたように、中国事業をさらに強化するパナソニックの姿勢は「AWE2017」の会場でも感じられた。
中国では共働き世帯が多く、外食する家庭が多いが、最近では油の少ない料理など健康管理を意識した「内食」が増えているという。「AWE2017」でもヘルスケアを意識した家電が多く展示されており、パナソニックは、ターゲットとする富裕層向けに、「少し先の暮らし」としてスマートキッチンのデモを実施。2016年10月の「CEATEC JAPAN 2016」で披露したデモは、中国でも人気だった。
スマートキッチンのデモでは、透明ディスプレイに話しかけると料理人が表示され、調理方法をアドバイス。「SAKE&WINEセラー」は、庫内の酒やワインを最適な温度で管理しながら、それぞれの酒にあった料理のレシピなどを提案する。
料理人が料理の作り方をサポートする「透明ディスプレイ」(左)と「SAKE&WINEセラー」
センサーを内蔵したテーブルに、出来上がった料理を置くと、照明が変わると同時に天井のスピーカーから音楽が流れ、棚の引戸に組み込まれた透明ディスプレイには、リラックスできる映像が流れる。普段は、棚の上に置いた置物を鑑賞して楽しみ、必要なときに映像が浮かび上がるという新しい空間の提案だ。
テーブルに料理が載った皿を置くと、光と音楽で演出する
必要なときだけ映像を映し出す
インターネットにつながるクラウドやIoT(モノのインターネット)を駆使したスマート家電は、ハイアールや美的(Midea)でも大々的にアピールしていたが、外出先から家電を制御したり、ロボットに話しかけると照明のスイッチを消したり入れたりしてくれるなど、実用面では模索している様子が見受けられた。
パナソニックは日本メーカーならではの品質と洗練されたデザインで、中国の富裕層向けに刺さるスマートキッチンを提案していく。(BCN・細田 立圭志)