ソフマップ秋葉原本館に「G-Tune」ブース設置、ゲーミングPCを拡充
東京・千代田区のソフマップ秋葉原本館4階に、マウスコンピューターが展開するゲーミングPCブランド「G-Tune」の製品を展示販売するコーナー「G-Tune Booth(ジーチューン ブース)」がオープンした。同店がゲーマー向けPC製品ブランドのコーナーを設置するのはG-Tuneで7ブランド目。ゲームファンのみならず、幅広い層にPCゲームを体験してもらうことで、PCゲーム人口の裾野を拡大することがねらい。
1月13日にオープンした「G-Tune」のブース
ソフマップ秋葉原本館の4階では、PC周辺機器や組み立てパーツを取り扱っており、2015年8月の「ロジクールG」を皮切りに、ゲーミングPCブランドと協業したゲーマー向け製品の体験・販売コーナーを順次拡張してきた。展開中の「MAD CATZ」「Thermaltake」「MSI GAMING」「Predator(Acer)」「ROG(ASUS)」と「G-Tune」をあわせ、4階フロアの壁際のうち3辺をゲーミングPCブランドのコーナーが占め、力の入れようがうかがえる。
一般的なPCの平均単価は国内メーカー製品で10~11万円程度、海外メーカー製品では5~6万円程度なのに対し、ソフマップ秋葉原本館によると「ゲーミングPCを求めるお客様は20万円を予算上限としているケースが多い」という。ヘッドセットやコントローラーなどを追加で買い求めるユーザーも多く、ゲーマー層を顧客として獲得できれば収益性の向上が期待できる。G-Tuneは、同店で専用コーナーを設けるゲーミングブランドとしては唯一の国内メーカーであり、初心者にも提案しやすいことから、新しい客層をPCゲームの世界に呼び込むことにも貢献しそうだ。
ソフマップ秋葉原本館(左)は、実は、既存の「G-Tune:Garage」(右)から100mしか離れていない
どちらの店舗でも、エントリー向けからハイエンドまで幅広い機種を展示しているが、マウスコンピューターが直接運営する「G-Tune:Garage」では、Webサイト同様、メモリやSSD/HDD、グラフィックカードなどのカスタマイズに対応し、コアゲーマーのニーズにも応えられる体制になっている。
一方、ソフマップ内のG-Tune Boothで販売されるモデルは、基本的にスペックは固定。その代わり、あくまで販売主体はソフマップなので、ビックカメラ、コジマのポイントと等価で相互交換可能なソフマップのポイントを利用でき、ポイント分だけ、支払う金額を安くすることができる。
また、ソフマップ店頭では、G-Tuneブランドの量販店専用モデルも販売する。よりスリムな省スペース筐体を採用し、価格も10万円台前半に抑えるなど、ビギナー層を意識した仕様にした。
Web直販仕様にない小型の専用筐体を採用した、G-Tuneブランドの量販店専用モデル
同じ秋葉原というエリアにありながら、それぞれの来店客層に合わせた施策をとることで、上級者への訴求とユーザー層拡大の両方を推進する戦略だ。(BCN・日高 彰)
1月13日にオープンした「G-Tune」のブース
ソフマップ秋葉原本館の4階では、PC周辺機器や組み立てパーツを取り扱っており、2015年8月の「ロジクールG」を皮切りに、ゲーミングPCブランドと協業したゲーマー向け製品の体験・販売コーナーを順次拡張してきた。展開中の「MAD CATZ」「Thermaltake」「MSI GAMING」「Predator(Acer)」「ROG(ASUS)」と「G-Tune」をあわせ、4階フロアの壁際のうち3辺をゲーミングPCブランドのコーナーが占め、力の入れようがうかがえる。
一般的なPCの平均単価は国内メーカー製品で10~11万円程度、海外メーカー製品では5~6万円程度なのに対し、ソフマップ秋葉原本館によると「ゲーミングPCを求めるお客様は20万円を予算上限としているケースが多い」という。ヘッドセットやコントローラーなどを追加で買い求めるユーザーも多く、ゲーマー層を顧客として獲得できれば収益性の向上が期待できる。G-Tuneは、同店で専用コーナーを設けるゲーミングブランドとしては唯一の国内メーカーであり、初心者にも提案しやすいことから、新しい客層をPCゲームの世界に呼び込むことにも貢献しそうだ。
わずか100mの距離に直営店と「G-Tune Booth」の2店舗を展開する理由
G-Tuneブランドを展開するマウスコンピューターは、Webサイトでの直販を主体とするメーカーだが、家電量販店向けの店頭販売専用モデルも用意しており、ソフマップとは協業の歴史も長い。秋葉原には、ダイレクトショップ「G-Tune:Garage」を構えており、ソフマップ秋葉原本館とはわずか100メートルほどしか離れていない。一見、やや過剰な出店にも見えるが、二つの店舗では商品・販売戦略で異なる部分がある。ソフマップ秋葉原本館(左)は、実は、既存の「G-Tune:Garage」(右)から100mしか離れていない
どちらの店舗でも、エントリー向けからハイエンドまで幅広い機種を展示しているが、マウスコンピューターが直接運営する「G-Tune:Garage」では、Webサイト同様、メモリやSSD/HDD、グラフィックカードなどのカスタマイズに対応し、コアゲーマーのニーズにも応えられる体制になっている。
一方、ソフマップ内のG-Tune Boothで販売されるモデルは、基本的にスペックは固定。その代わり、あくまで販売主体はソフマップなので、ビックカメラ、コジマのポイントと等価で相互交換可能なソフマップのポイントを利用でき、ポイント分だけ、支払う金額を安くすることができる。
また、ソフマップ店頭では、G-Tuneブランドの量販店専用モデルも販売する。よりスリムな省スペース筐体を採用し、価格も10万円台前半に抑えるなど、ビギナー層を意識した仕様にした。
Web直販仕様にない小型の専用筐体を採用した、G-Tuneブランドの量販店専用モデル
同じ秋葉原というエリアにありながら、それぞれの来店客層に合わせた施策をとることで、上級者への訴求とユーザー層拡大の両方を推進する戦略だ。(BCN・日高 彰)