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トイレの操作パネルのピクトグラムを統一、国内主要メーカーが採用へ

販売戦略

2017/01/26 09:31

 日本レストルーム工業会は1月17日、これまで各社マチマチだった、温水洗浄便座などのトイレ操作パネルに使われるピクトグラム(絵文字)を統一するため、「便ふた開閉」「便座開閉」「便器洗浄(大)」「便器洗浄(小)」「おしり洗浄」「ビデ洗浄」「乾燥」「止」の主要8項目の標準ピクトグラムを策定した。


策定された標準ピクトグラム

 策定にあたっては、工業会加盟各社のデザイナーで構成するワーキンググループが検討を重ねたほか、日本・海外を対象にしたWebのアンケート調査での検証によって、「直感的なわかりやすさ」や「各ピクトグラム間での統一感」などを考慮して決定した。

 今回の標準ピクトグラムの策定は、訪日外国人観光客の急増にともない、ホテルや観光施設などでトイレを使用する際、操作ボタンがわかりにくいという指摘を受けたもの。同工業会に加盟している国内主要メーカー9社(アイシン精機、アサヒ衛陶、三栄水栓製作所、ジャニス工業、東芝ライフスタイル、TOTO、ハウステック、パナソニック、LIXIL)は、2017年度以降に発売する新製品から、策定した標準ピクトグラムを順次採用する。また、ISOによる国際標準化も目指す。