<電気シェーバーメーカー座談会・2016>新生活商戦の争点とは
電気シェーバー市場は、グルーミングやトリマーニーズの高まりで、市場領域が拡大している。マーケットや製品、顧客のニーズはどのように変化しているのか。また、売り場ではどのような施策が求められるのか。春・新生活商戦を前に、一般社団法人日本電機工業会に加盟する4社を迎えて議論を交わした。
(左から)泉精器製作所(IZUMI)の営業本部家電営業部の酒井貴史部長、
パナソニックのコンシューマーマーケティングジャパン本部スモールアプライアンス商品部
ビューティ・ヘルスケア商品課の陣内克博主幹、フィリップス エレクトロニクス ジャパンの
マーケティングメンズグルーミングの藤井崇雅マネージャー、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン
(ブラウン)の堀江龍之介カントリー・ブランド・リーダー
<議論テーマ>
・自社製品のこだわりについて(本記事) ・春・新生活商戦向けの施策 ・理想の売り場とは? 課題と成功事例 ・市場動向とユーザー意識の変化
■自社製品のこだわりについて
◇泉精器製作所(IZUMI)
酒井貴史
営業本部 家電営業部
部長
▼生産量は世界でトップレベル(IZF-V86-R)
品質にこだわった製品を国内や北米で展開し、生産量は世界でもトップレベル。製品づくりのうえでは、ユーザー目線を大切にして、お客様の困りごとを解決することを大切にしている。
◇パナソニック
陣内克博
コンシューマーマーケティングジャパン本部
スモールアプライアンス商品部
ビューティ・ヘルスケア商品課
パーソナル商品係主幹
▼高速駆動の「リニアモーター」(LAMDASH ES-LV9B-S)
リニアモーターを搭載したラムダッシュがこだわりの商品。生産にかかわる技術者を育てるのが難しいので、今のところ海外でつくる予定はない。日本刀のように加工した独自の素材を使っている。
◇フィリップス エレクトロニクスジャパン
藤井崇
マーケティング
メンズグルーミング
マネージャー
▼深剃りと刃の長持ちを実現(9000シリーズ S9731/33)
回転式にこだわり、深剃りと刃の長持ちを実現した。ローカルと本国のマーケティングが一緒に製品づくりを行っているので、日本のニーズを吸い上げてグローバル製品にすることもある。
◇プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(ブラウン)
堀江龍之介
ブラウン カントリー・ブランド・リーダー
▼ほぼすべての刃をドイツで生産(シリーズ9)
組み立ては中国などの海外に移っているが、刃はほぼすべてをドイツで生産している。洗練されたデザインとテクノロジー、ジャーマンクラフトマンシップの3点がブラウンの特徴だ。
左から、IZUMIのIZF-V86-R、パナソニックのLAMDASH ES-LV9B-S、
フィリップスの9000シリーズ S9731/33、ブラウンのシリーズ9
<販売現場の声>
ヨドバシカメラ
関東嗣朗
ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba
理美容専門チームプロダクトスペシャリストグループリーダー
▼体験イベントで協力を
試し剃りをしてもらえば、より上位機種への買替えも期待できるので、体験イベントは非常に重要。もっと消費者に魅力を伝えていくため、メーカー側には、より一層、協力してほしい。
<詳細記事>電気シェーバー「ステップアップの近道は体験」
エディオン
田中浩幸氏
エディオン AKIBA店
▼長期使用の需要に応える
替刃の価格がお手頃になれば、長期的な使用も容易になるので、ユーザーにとっては助かる。風呂での使用も考慮して充電式が増えたが、交流電源式も需要はあるので、まだ続けてほしい。
<詳細記事>電気シェーバーの交流電源式にも根強いニーズ
東急ハンズ
伊藤順子
MD企画部 MD企画PT
マネージャー
▼多機能・多用途が取扱い基準
一般的な電気シェーバーの販売は大型店に限定されるが、トラベル・携帯用のポケットシェーバーは定番化している。多機能・多用途のアイテムであることが東急ハンズの取扱い基準だ。
<電気シェーバーメーカー座談会・2016>
開催日:2016年11月28日
場所:BCN 22世紀アカデミールーム
参加メーカー:泉精器製作所(IZUMI)、パナソニック、フィリップス、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(ブラウン)(50音順)
開催日:2016年11月28日
場所:BCN 22世紀アカデミールーム
参加メーカー:泉精器製作所(IZUMI)、パナソニック、フィリップス、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(ブラウン)(50音順)
(左から)泉精器製作所(IZUMI)の営業本部家電営業部の酒井貴史部長、
パナソニックのコンシューマーマーケティングジャパン本部スモールアプライアンス商品部
ビューティ・ヘルスケア商品課の陣内克博主幹、フィリップス エレクトロニクス ジャパンの
マーケティングメンズグルーミングの藤井崇雅マネージャー、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン
(ブラウン)の堀江龍之介カントリー・ブランド・リーダー
<議論テーマ>
・自社製品のこだわりについて(本記事) ・春・新生活商戦向けの施策 ・理想の売り場とは? 課題と成功事例 ・市場動向とユーザー意識の変化
■自社製品のこだわりについて
◇泉精器製作所(IZUMI)
酒井貴史
営業本部 家電営業部
部長
▼生産量は世界でトップレベル(IZF-V86-R)
品質にこだわった製品を国内や北米で展開し、生産量は世界でもトップレベル。製品づくりのうえでは、ユーザー目線を大切にして、お客様の困りごとを解決することを大切にしている。
◇パナソニック
陣内克博
コンシューマーマーケティングジャパン本部
スモールアプライアンス商品部
ビューティ・ヘルスケア商品課
パーソナル商品係主幹
▼高速駆動の「リニアモーター」(LAMDASH ES-LV9B-S)
リニアモーターを搭載したラムダッシュがこだわりの商品。生産にかかわる技術者を育てるのが難しいので、今のところ海外でつくる予定はない。日本刀のように加工した独自の素材を使っている。
◇フィリップス エレクトロニクスジャパン
藤井崇
マーケティング
メンズグルーミング
マネージャー
▼深剃りと刃の長持ちを実現(9000シリーズ S9731/33)
回転式にこだわり、深剃りと刃の長持ちを実現した。ローカルと本国のマーケティングが一緒に製品づくりを行っているので、日本のニーズを吸い上げてグローバル製品にすることもある。
◇プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(ブラウン)
堀江龍之介
ブラウン カントリー・ブランド・リーダー
▼ほぼすべての刃をドイツで生産(シリーズ9)
組み立ては中国などの海外に移っているが、刃はほぼすべてをドイツで生産している。洗練されたデザインとテクノロジー、ジャーマンクラフトマンシップの3点がブラウンの特徴だ。
左から、IZUMIのIZF-V86-R、パナソニックのLAMDASH ES-LV9B-S、
フィリップスの9000シリーズ S9731/33、ブラウンのシリーズ9
<販売現場の声>
ヨドバシカメラ
関東嗣朗
ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba
理美容専門チームプロダクトスペシャリストグループリーダー
▼体験イベントで協力を
試し剃りをしてもらえば、より上位機種への買替えも期待できるので、体験イベントは非常に重要。もっと消費者に魅力を伝えていくため、メーカー側には、より一層、協力してほしい。
<詳細記事>電気シェーバー「ステップアップの近道は体験」
エディオン
田中浩幸氏
エディオン AKIBA店
▼長期使用の需要に応える
替刃の価格がお手頃になれば、長期的な使用も容易になるので、ユーザーにとっては助かる。風呂での使用も考慮して充電式が増えたが、交流電源式も需要はあるので、まだ続けてほしい。
<詳細記事>電気シェーバーの交流電源式にも根強いニーズ
東急ハンズ
伊藤順子
MD企画部 MD企画PT
マネージャー
▼多機能・多用途が取扱い基準
一般的な電気シェーバーの販売は大型店に限定されるが、トラベル・携帯用のポケットシェーバーは定番化している。多機能・多用途のアイテムであることが東急ハンズの取扱い基準だ。
※『BCN RETAIL REVIEW』2017年1月号から転載