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<STORE STRATEGY・売場革新>コジマ×ビックカメラ 西友ひばりヶ丘店

店舗

2016/11/28 15:00

 コジマは、西武池袋線・ひばりヶ丘駅前に「コジマ×ビックカメラ西友ひばりヶ丘店」を10月20日にオープンした。コジマ×ビックカメラとして109店舗目となる同店は、他店に先駆け、新しいサービスとして「お客様相談カウンター」「コジマくらし応援便」を展開する。同店の取り組み如何によっては他店でも今後導入を予定しており、同店はモデルケースとして重要な位置づけとなっている。


コジマ×ビックカメラ 西友ひばりヶ丘店
 
<STORE STRATEGY 売場革新>
店長:角田 聡
場所:東京都西東京市住吉町3-9-8
売場面積:約2310m2
従業員数:社員28人、パート29人
駐車台数:163台(西友ひばりヶ丘店)
商圏:車で30分で行ける5km範囲

コジマ初の取り組み 顧客宅の困りごとに対応

STORE STRATEGY 1

3店のコジマでベッドタウンを囲む

 都心へのアクセスが便利なひばりヶ丘駅。周辺は、ひばりヶ丘団地を含め、住宅地となっている。ファミリー層が多いこのエリアでは、既存の「コジマNEW 東久留米店」、「コジマ×ビックカメラ 西東京店」に加え、今回オープンした「コジマ×ビックカメラ 西友ひばりヶ丘店」の3店舗が進出。顧客の囲い込みが激化している。
 
 

STORE STRATEGY 2

顧客の「困った」を解決する「お客様相談カウンター」

 「販売する商品はどの家電店でも同じ。ならばサービスで差をつける」他店との差異化を図り、コジマの強みである「地域密着」サービスをより強化するために打ち出したのが、店舗で購入した商品の即日配送、修理品の訪問/回収、トラブル点検などを行う「お客様相談カウンター」だ。「お客様相談カウンター」は「コジマ×ビックカメラ 西東京店」にも新設した。
 

「お客様相談カウンター」
 

STORE STRATEGY 3

物流センター研修を受けたベテラン社員を訪問スタッフに配置

 西東京店、西友ひばりヶ丘店の「お客様相談カウンター」で受けた配送/訪問サービスに対応するのが「コジマくらし応援便」だ。2台のラッピングカーを用意し、3人のスタッフで対応する。この3人は社歴10年以上のベテランで、さらに物流のスタッフに同行する実地研修を受けている。顧客宅に上がって作業を行うことが多いので、さまざまな困りごとに対応できる経験が必要になるためだ。
 

配送/訪問サービスを行うラッピングカー

<売り場づくり>
ファミリー客の求心力未来のファンを育むおもちゃ売り場
 

 売場面積が限られたワンフロアの店舗ながら、広めにスペースを取っているのがおもちゃコーナーだ。近隣にはおもちゃを扱う店舗が少なく、西友に来店するファミリー客を引きつけたい、という狙いがある。おもちゃコーナーで過ごした子どもたちをコジマのファンにしたい、という思いもある。現在の顧客だけではなく、未来の顧客を囲い込む戦略だ。

・<動画インタビュー>
角田 聡 コジマ×ビックカメラ 西友ひばりヶ丘店店長に聞く「店舗のこだわり」
 
※『BCN RETAIL REVIEW』2016年12月号から転載